人生

やっていきましょう

219日目

今日はこれからの方針を確認し、道中を開発する。

先日述べた通り、自分の描くマップはゲームの内容にかかわらず「自分が描きたいと思った風景」を物理的に繋げていくスタイルをとっている。風景の連想がある程度集合されてきたら、そこからゲームの目的を考えるという感じだ。

そのマップは必ずしも現実に即したものである必要はない。したがってモノは浮いていてもいいし、犬や猫が二本足で歩いていてもいい。地形に草木がある必要もない。空の上を歩いてもいい。

だが現時点での動機は、現実に即したマップを描くことにある。そのため自分が今検討している開発ルートは次のようなものに設定した。

「自宅の中」ーー「最初の町」ーー「道路1」ーー「隣町」ーー

とりあえずは隣町までを描いて一旦中止しようと思う。隣町の先には「道路2」ーー「トンネル」ーー「都会」、あるいは「駅」ーー「電車」ーー「都会」などを想定しているが、そこからは実現性が困難であると判断しているため、一旦保留にしている。

隣町まで演出出来たらGB Studioの開発にあたる。先日少し触れたように、隣町までおつかいにいって最初の町に帰ってくるというクエストを作りたい。NPCを配置し、変数を設定し、最低限ゲームとしての機能を持たせる。

 

道中の演出について考える。「最初の町」と「隣町」の間を結ぶ道は公道ではない。したがって交通の便が悪い。なぜそうなっているかということを考えたとき、最初の町が森の奥にあるからだと結論づけられる。隣町にとって最初の町はそれほどの要所でもない。また最初の町の人間も隣町の側からそれほど人が来てほしくない。そう考えると最初の町は町というよりは閉鎖的な村に近い印象を与える。このことを念頭に置いて考える。

田舎の僻地と片田舎を結ぶ道を演出する際に、自分が思い浮かべるのは「地蔵」と「小川」、「橋」、「廃れた小屋」、「山道に廃棄された車」あたりだ。これは自分の経験を反映している。親族の関係で山奥の村に行く機会が多かったが、そこで見た僻地の雰囲気を自分は覚えている。

田舎には他にも特徴的なものがあった。「山」「畑」「神社」「役場」などだ。だがこれらは道中に演出するものとしては不適格だと判断した。まず山と畑は森の中にあるというイメージを起こさせない。山は背景であり、畑は平地に敷かれているという印象がある。役場も同様である。そして神社は森の中のイメージを喚起させるが、道中にあるというイメージを喚起させない。どちらかといえば森の奥にあるという印象だ。

したがって最初の町と隣町を結ぶ道中の演出は次のようにする。

まずは人が歩ける程度の荒れた道がある。その隣には小川が流れていて、川には所々岩が置いてある。道中には廃れた小屋や廃棄された車がある。また地蔵や看板、橋がかけられている。これらはすべて木で覆われている。

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完成した。当初の予定とは大幅に変わった。まず川が湖になった。川のアウトラインを作るために一旦上部を同色で埋めたが、これが独特の印象を与えたので採用した。また廃墟を演出しようと中央部の建物を作っている間、試みに湖に家を沈めたらこれも印象的だったので採用した。車も同様だ。

当初の予定では現実に即した作りにするといった。だが自分は道中のイメージがまったく湧かなかった。そこで大胆に表現する道を選んだところ、思った以上に作業が進んだ。次からもこうした開発を心がけたい。

 

課題点を挙げる。まずこの道に道路を敷くべきか悩んだ。当初のイメージでは道路は置かなかったが、試しに通したところ違和感を与えなかった。そのため道路を通すかどうかをもう一度再考する必要がある。

次に地蔵について。地蔵は当初設置する予定だった。だが地蔵は湖に適するだろうか。自分のイメージでは地蔵は山道の中にあった。だが当初の予定に反して川は湖になった。それで作るのを躊躇ってしまった。また銅像がすでに置いてあり、印象が弱まるのではないかと考えた。これらの点から地蔵もまた、設置を考え直す必要がある。

最後に微調整だ。木については概ね不満はないが、岩の位置、花の位置に若干の不満がある。もうすこし配置してもいいだろう。それから柵を町の入り口付近に置いてもいいと感じた。そこが入り口だとひと目で分かるからだ。

明日は道路と地蔵、そして柵を設置するかどうかを考える。それから残りの微調整を行いこのマップを完成させる。