人生

やっていきましょう

327日目

1日中暗い感情がある。どうにかそれを振り払おうとして学習と実践の積み重ねで気を紛らわす。しかし大抵の成果は得られない。所詮は本気の努力ではない。

何か明るい話題がないか探している。自分が納得できる何かがほしい。だが自分にはそれがない。どこまでいっても納得できず、些細なことに振り回される。

多くの不満が一度に襲ってきて、うまく処理できなかった1日だった。方向性が分からない。やりたくなかったことを賢明に努力で克服しようとした自分が、今になってそのツケを払わされている。自分の方向感覚を失うほどに、自分に対して適性のない分野での忍耐を強いてきた。

何をしてもそれが自分のものとは思えない。自分の今の努力は自分とは関係ない。これは正しい認識ではない。だが自分が取り組めば取り組むほど、その確信はいよいよ強まってくる。

今日は先日の課題の続きを行った。セリフを書く。イベントをつくる。変数を指定する。テストプレーをする。だが自分は本当にこれを心から取り組んでいるのか定かではない。主観的な感情が伴っていない。すべて作業だ。目的を自分で与え、ただ遂行している。どんなに笑えるシーンでも真顔で書いている。

自分には信念もない。感情もない。ただ作業だけがある。1年前、確かに自分はそこに救いを見出した。感情や信念すらなくとも、人は作業に縋ることができるのだと。だが今となってはその救いは残酷だ。自分から物語を剥奪して、どこまでも無機質で唯物的な世界観を自分に強いる。だから漠然とした自己肯定の世界に生きている人間を見ると、あの時失ったすべてのものが口惜しく思える。

自分には何かがあってほしかった。しかし、もはや何もない。