人生

やっていきましょう

343日目

1年前からスマブラを始めて今では1000時間を超えている。自分の持ちキャラはデデデ大王でそれ以外のキャラクターはほとんど使っていない。

デデデ大王はいわゆる強キャラと比較すると劣勢に陥りやすいが、圧倒的な復帰力と変則的な軌道を持つゴルドーを駆使することで相手に優位を取ることができるファイターだ。重量級であるため場外に出すのも苦労を要するが、ただ弱点もわかりやすく、図体が大きいので攻撃やコンボが当たりやすく、ゴルドーは簡単に跳ね返すことができるのでそれほど脅威ではない。これらの理由からデデデ大王は中級者までにはほとんど優位を取れるが上級者相手には極端に通用しないというキャラになっている。

上級者が使うデデデ大王のふるまいを見ていると、ほとんどゴルドーを投げない戦い方をしている。ゴルドーを投げたあとは隙が大きく、上級者相手にはゴルドーが簡単に跳ね返されるため、牽制目的か、ここぞという時以外には使わないというのが基本になっている。

自分は敢えてゴルドーを投げ続けるという作戦を取っている。相手に考えさせる暇を与えない、ゴルドーの軌道で相手の意識をすり減らし精神的に追い詰めるといった狙いがあるが、やはりそうした戦法は上級者になってくると通用しない。自分はゴルドーに頼りすぎているので、ゴルドーが対処された相手に対してはめっぽう弱い。

そこで自分は少し戦い方を変えた。ゴルドー主体の攻め方は変わらないが、ゴルドーで対処しきれない部分の強化に当たった。たとえば掴みからのコンボや、ゴルドーの届かない至近距離での戦い方を考えた。空中や地上での回避に加え、相手の動きに沿った攻守を常に心掛けるようにした。

また自分はゴルドーを空中で投げる癖があり行動パターンが読まれやすかったので、同時に地上でゴルドーを投げることも始めた。こうすることでゴルドーの軌道が余計に複雑になった。

その結果、デデデ大王本体はより規則的な動きを、ゴルドーはより不規則的な動きをするようになった。デデデ大王本体だけを見て動いていれば、不規則なゴルドーに当たり、ゴルドーだけを見ていればその隙をデデデ大王が狩るといった攻め方ができるようになった。

無論、パルテナやフォックスといった反射持ち、クラウドゼルダといった遠距離攻撃を持つファイターに対してはあまり有効ではない。ゴルドーが処理されてしまうと、他のファイター同様、同じ土壌で戦わなければならなくなる。だが今回自分の動きを調整したことで、ゴルドーが通用しない相手ともある程度戦えるようにはなった。

結局自分もデデデ使いの上級者の動きに近づいている。それが少し癪でゴルドーにこだわり続けているが、いつまでそのつまらない意地が持つかは分からない。どうにかゴルドーを生かした戦い方ができないかと考えてはいるが、なかなか難しい。