人生

やっていきましょう

541日目

本を読んでいるとき、中身が頭に入っていないことがある。文章を読んでいるとき、どこか中身に違和感を感じたり注意を惹く部分があると本の内容を忘れて自分の思考に引っ張られてしまう。

自分は書かれている通りのことを読むことができていない。これはただ読むということではなく、書かれている文章を自分の頭の中で再構築して、書かれている意味を正しく読み取るということだ。

以前何度か言及した記憶があるが、こうした読み方ができていないと、自分は自分の視点という引き出しの中からしか情報を引き出せなくなってしまう。これはすなわち、外部の情報を取り入れても自らの偏見を強化することにしかならないということである。自分に都合の良い情報を部分的にピックアップして、自分の偏見の正当性を確かめるということしかできなくなる。

書かれてあることをそのまま理解することは、自分と類似した思考の流れとは別の流れがあるということに気づかせてくれる。その視点が、もしかしたら自分にとって何か新しい影響を与えるかもしれない、ということをしばしば考える。

書かれた情報を自分の頭で再構築する訓練を日頃から行なっていきたい。新しい本を借りたので今日からすぐに実践したい。