人生

やっていきましょう

556日目

先日言及したイベントに致命的な欠点を見つけた。元々カットする予定だったシーンを他のシーンと無理矢理合わせようとしたために、ゲームの展開に矛盾が生じるという問題だった。

これは本来自分が想定しているストーリーの流れではなく、ある程度選択の自由が生まれたことによって生じた問題だった。

簡単に言えばAというスタート地点から、BとCという2つのストーリー分岐を選ぶことができ、どちらもDというゴールに至ることになるのだが、例えばBを選択してストーリーをクリアしたあと、次の章に進まずもう一度その面に戻ってAからCを進めるということが物理的に可能になってしまっている。

これだけならDに進んだ後Cの道を断つだけで済むのだが、ここに更に別の問題が複数絡んでいるために安易にCを断つということができないでいる。

Cの分岐を選んだ際に特殊モンスターと戦うことになるのだが、章のクリア後にCへのルートを絶った場合、このモンスターと戦う機会が完全になくなってしまう。そうなると図鑑コンプリートが不可能になり、コンプするためには初めからやり直さなければならなくなる。

ではCの分岐をクリア後も生かすとしたらどうなるのか。これまでややこしかった分岐がさらにややこしいことになる。Cの分岐は①→②→③→④というチャートに従って進むことになるのだが、この①と②と③は必ずしも一本道ではなく、①を飛ばしていきなり②や③から進むということもできてしまう。自由度を優先したシーンであるために、①というのは自力で②や③が見つけられなかった人のためのヒントや誘導という形になっている。

この場合、想定される分岐が①→②→③→④と、②→③→④と、③→④の3つになるが、先に②や③をクリアして④に進むルートを選んだ場合、④に向かうために①の段階で②に誘導するという意味がなくなってしまう。そのため②→③→④や③→④を先に進んだ分岐では、①や②や③はそれ専用のイベントを設けて回収しなければならなくなる。

更にややこしいのは、この章が終わったあとにパーティー編成に変化があるということだ。この章でセリフを言っていた登場人物Xが次章で一時離脱すると、次章に進まずに再びCルートを進んだ際、①や②や③や④で演出していたXのセリフが残っていておかしいということになる。

そこでCルートの選択に関して言えば、①→②→③→④と②→③→④と③→④に加え、さらにXの離脱によってセリフの中身が分岐するということも考えなければならなくなる。

それに加えて、Bのルートを選んでXが離脱した後に、もう一度Cルートの②→③→④や③→④に進もうとすると、本来CルートはDに至るための分岐であるという元々の大前提が成り立たなくなる。クリア後にクリアした場所に向かえという指示が与えられることになり、おかしなことになる(逆の場合は問題がない。Bルートは完全に独立であり、進行の結果Cルート側からDへの道が開かれるという点以外、ストーリーに与える影響は存在しないからだ)。

ここまで混乱していると図鑑を諦めた方がはやいのではないかと思う。当初の予定通り、Dに至った瞬間に別分岐を閉じるというやり方だ。だがそれだけの理由でイベントへのアクセスを閉ざすのはあまりに惜しいので、できればBだけでなくCも残す方法を考えたい。

一度整理して考えてみたら、Xの分岐は①→②→③→④と③→④の分岐によって演出が変化するものではないことに気が付いた。これは①→②→③→④と②→③→④と③→④の分岐に関係なく、Xのセリフの部分を離脱後にはYに置き換えて同様の内容について語らせれば良かった。この部分は個別に解決できる。

自分が注目すべきことは、クリア前の①→②→③→④と②→③→④と③→④、それからクリア後、の4つの分岐によって演出に変化が生じる①と②と③それぞれの分岐である。

①→②→③→④での①と②と③についてはこのままで変更する必要がない。問題は②→③→④と③→④の分岐を選んだ場合だ。このとき①→②→③という一連の方向性を無理矢理バラバラにする。

①ではいずれも④への誘導を取りやめ、別の会話を挟んで完結させる。

②では特殊戦闘が挟むが、②→③→④のルートに入った場合は何も変えず、③→④のルートに入った場合は③への誘導を無くして別の会話を挟む。

③でも特殊戦闘が入るが、②→③→④も③→④も変更を入れない。

クリア後の扱いはどうするか。①と②については②→③→④と同じ扱いにする。③については、④に至るアイテムを落とさず、お金やアイテムを落とすという仕様に変更する。

これで解決かと思ったが、実は③について新たな矛盾点を発見した。③で遭遇するキャラクター(敵)は後の章で再び出会うことになる。ストーリーの進行上、後の章で出会ったあとにこのルートに戻られてこのキャラに遭遇されては非常にまずいことになる。

後の章に入った時点で、このキャラクターには会えないようにすることもできる。だったらはじめからクリア後には会えないようにしてもいいではないかと思った。

ここらへんから考えるのが面倒になった。このゲームの大半は緻密な計画というよりは、数年前の自分が思いつきでつくったものの寄せ集めである。だからそれぞれの影響についてあまり考えておらず、今回のような矛盾が簡単に生じやすくなっている。

結局次のようにすることにした。とりあえず②→③→④と③→④での①の扱いと、③→④での②の扱いについては別途イベントを設けて回収する。クリア後の③の戦闘については④へのアイテムではなくお金か別のアイテムを落とし、後に出会う章に入った瞬間に③のイベントにアクセスできなくする。Xのセリフはクリア後にはYに語らせて解決する。

それでも③の敵キャラに合わせたいなら、どこかで回収できるイベントを用意してもいいと思ったが、たしか4章の方でも似たような分岐があり、色々面倒になったので図鑑のシステムは実装しないかもしれない。この点については保留する。いまは回収不可能な敵キャラを配置するという方向でいきたい。

本当に面倒な問題だ。想定ではこの通りにいけばうまくいくが、別の問題が見つかるかもしれない。2章はすぐ終わると考えていたが、これでは年末までに終わらないかもしれない。またセリフを変えるという作業もかなり面倒だ。セリフとして違和感のないものを配置しなければならないので、かなり時間がかかるだろう。

今日はこの後これらの問題の解決を目指す。寝るまでに半分以上は終わらせられたらと思う。