人生

やっていきましょう

580日目

kenshiの2度目の遠征が終了した。初回は南方から反時計回りに北を目指してホーリーネーション付近の拠点に戻るというルートだったが、今度南方から時計回りに北を目指して拠点に戻るというルートを踏んだ。

前回は無目的に放浪していたが、今回はいくつかの目的があった。第一に南方のモウンに隔離されているグレートホワイトゴリロを自拠点に連れていくこと、第二にブラック・デザート・シティのボロ小屋に寄って強力な武器を購入すること、そして第三に準レギュラー部隊を同伴させて実地訓練を行うことだ。

グレートホワイトゴリロは強力な野生動物で、とにかく体力が大きく攻撃速度が速い。しかし致命的なダメージを与えてこないため、自拠点に放牧しておけば良い訓練相手になるとwikiに書いてあった。それで自分の拠点まで連れていこうと考えた。

ブラック・デザート・シティのボロ小屋は強力な武器を売っていた。自分のパーティの火力が思った以上に高くないので、強い武器を持たせて火力を底上げしようと考えた。

とくに準レギュラー部隊と主要メンバーとの間の火力差が大きく、2軍部隊を1軍程度までの実力にすることができればと考えた。それまでは主要メンバーだけで旅をしていて残りは拠点の労働をさせていたが、労働をさせるには惜しい人材が何人かいた。

例えば射手のグリーンはクロスボウスキルが70もあり、使い方次第ではすぐに1軍として実践投入できるほどの実力だった(ただし誤射回避のスキルがほとんど皆無であり、軌道上に仲間がいた場合ほぼ確実に誤射するという状況だった)。また数年前、テングの大金庫の脱獄を手伝って仲間にしたシンクライドやルクィンは、帰還の道中である程度戦闘経験がついており、2軍として機能するほどには成長していた。

食料となるブロック型栄養食が保管庫が溢れるくらいには量産できており、2軍を外に出さない理由がないので、2軍を1軍と同伴させて、ステータスを底上げしようと考えた。

今回の遠征ルートは拠点から南方のモウンの街を直接目指し、その後北のブラック・デザート・シティを目指し、その後都市連合の砂漠を通過してオクランの盾を目指し、その後ホーリーネーションの首都であるブリスターヒル付近の拠点に戻ってくる、というものだ。

モウンに遠征隊が着いた後、全員でグレートホワイトゴリロを叩こうとしたが、叩く前に事前に偵察に来たモリーが隔離されていた建物の鍵をかけ忘れていたので、建物を抜け出し、街に降りてきて兵士と戦っていた。

しばらくその様子を遠巻きに見ていたら、兵士がグレートホワイトゴリロを倒してしまったので、そのままモリーに担がせて拠点まで走らせることにした。モリーは筋力もあり足も速いので、かなりの距離があったがすぐに拠点まで行って運ぶことができた。

グレートホワイトゴリロを拠点に持ってきたとき、しばらくは檻の中に隔離していた。だが檻の中にいると空腹度が徐々に減少し0になると死んでしまうので、どうにか対策を考えた(檻の外にいるとなぜか空腹度は回復し減らなくなる)。

とにかくグレートホワイトゴリロが拠点の生活圏と拠点の外に出られては困るので、戦うためのスペースを門と壁で覆い隔離することにした。この利点は場合によっては壁の上にハープーンやクロスボウを設置できることで、肉弾戦に限らず射撃の訓練にもなるということだ。

壁を建て終わった後グレートホワイトゴリロを檻から解放した。このとき門に向かって逃げようとしたり、門を壊して外に出ようとするかもしれないと思って身構えたが、自分たちが攻撃しようとしてこない限り、どれだけ至近距離に近づいても敵対関係になることはないので、平時は檻から解放することにした(ただし後々気づいたことだが、すべての門が開かれた状態になるとグレートホワイトゴリロは拠点から逃げ出してしまうので、グレートホワイトゴリロと戦うときと戦った後は、必ず門を閉めるということを忘れないようにしたい)。

モリーがモウンに戻った後、少しだけモウン周辺の建造物をモリーに探らせた。ほとんど何もなかったが、マップに「怪しげな街」という表示が出されたので行ってみると、海上都市のような街を発見した。しばらく中にいても名前は変わらなかったが、後々それが「フラットラグーン」という名前に変わっていた。

そこでチャドというNPCに遭遇した。テックハンターの一人で、9000キャットを払えば仲間になる意思がありそうだった。以前1度目の遠征の帰り道(それか1.5度目の小遠征だったか)にモングレル雇ったクランブル・ジョンという猫背の男に加え、この男を雇ったことで雇用の上限30人に達してしまったので、これ以上雇うには誰かを解雇しなければならなくなる。ただ他に強そうなNPCもいないので当分はこのままで行くことにした。チャドは武術スキルが高くその方向で育てたら面白そうだと思ったので雇った。

チャドが加わった後、一行はブラック・デザート・シティを目指したが、道中に新たな街を発見したので一旦そこに立ち寄ることにした。だがその道中が予想以上に厳しく、2軍のほとんどが気絶状態に陥った。本来街が無ければ避けているところだが、街があったので目指すことにした。

街の名前はスプリングといい、そこは反奴隷主義者の本拠地だった。拠点の中にはティンフィストというスケルトンが居て、武術スキルが100近くと相当高い数値だった。おそらくゲームの中で最も強い部類のNPCだと思った。この反奴隷主義者と同盟してその方向でストーリーを進めても良いと思ったが、今回はその気になれなかったので休息したらすぐにスプリングを後にした。

再びブラック・デザート・シティの道中に戻った。ブラック・デザート・シティは被ダメが激しい酸性雨が常に降っており、全員で行くのは非効率だと思ったので、とりあえず一旦都市連合の砂漠に全員を集め、モリー単体でブラック・デザート・シティを目指すことにした。酸性雨の影響を全く受けないスケルトンのバーンに向かわせてもよかったが、足の速いモリーに行かせた方がトラブルを回避できると思った。

この点は見込みが甘かった。被ダメが思った以上にひどく、途中の遺跡で雨宿りをして回復するのを待ってから行くという手間がかかった。そうこうしている間に拠点の方に盗賊が攻めてくるという襲撃イベントが発生し、急いで帰らなければならなかった。ただどういうわけか、盗賊が拠点の前についたとしても自分がその拠点に自分の画面を置かない限り襲撃イベントが発生しないようで、いつまで経っても襲撃される様子がないことに安心した(これはバグかもしれない)。

ブラック・デザート・シティのボロ小屋について1つ40,000キャット相当する武器を4つ買った。これだけで自分の残金が700キャット程度になってしまい、よく考えずに使い過ぎたと後悔した。だが拠点の中にはスケルトン関連の物資が山ほど保管されており、それらを売るだけで20万にも30万にも資金が増えるということが分かった(それまでは何らかの材料になると思って全部保管していたのでうれしい誤算だった)。

それからオクランの盾を経由して自拠点に戻った。自分の中で最も苦労したのは自拠点からモウンの道中と、モウンからスプリングの間だった。ここでの戦闘が2軍にとっては相当厳しく、致命傷を負うことも何度かあった。

拠点からモウンに目指す道中にはビークシングやゴリロ盗賊団、それからスキンスパイダーの群れが一気に押し寄せ力不足の2軍だけでは太刀打ちできなかった。その上pcがブルースクリーンを出して強制的に再起動になるという事態が発生したので、一度投げようと思った。

モウンからスプリングの間はリーバーやビークシングの猛攻で2軍のほとんどが負傷した。自分は一度に全員をスプリングまで避難させようとしたので、足の遅い人間が悉くやられ瀕死に陥るという事態が発生した。そうした仲間は主力メンバーを使って担ぎ出しどうにか難を逃れたが、一歩間違えれば死ぬところだった(kenshiは一度足を負傷するとその場から簡単に逃げ出すことができなくなるので、不利な状況に落ちた際には悉く不利になる)。

拠点に帰ってから一旦1軍と2軍の両方を、両足以外の傷をすべて治療したグレートホワイトゴリロと戦わせてみた。結果は1.2軍を合わせた8割方の部隊が全滅した。とはいえ瀕死の状態で寝かせれば治るほどのものだったので安心した。

だがこのことで、自分達はグレートホワイトゴリロをギリギリ倒すことができるということが分かった。しばらくは拠点の中でグレートホワイトゴリロを使った訓練を行いながら、拠点の増築や技術関連の研究などを行いたい。