人生

やっていきましょう

690日目

apexにアリーナモードが追加された。従来のバトルロイヤルとは異なり2部隊のみでの戦闘を複数回行う。武器や回復、アビリティなどに制限があり、与えられた資源をもとにそれらを自由にクラフトしてカスタマイズする。

これまでリスクなく戦闘経験を積む機会がカジュアルマッチ以外に存在しなかったので、アリーナモードは丁度良い練習になる。自分が戦闘で行ったことの何が問題か、どうすれば勝てるかということを何度も試行錯誤することができる。

そこでいくつか気がついたことをまとめる。まず負ける試合は大抵自分や誰かが孤立していてその人間が集中して狙われている。単純に味方との距離がある場合だけでなく、自分の現在地からはカバーに入れない位置にいる時や、回復のために他の全員が遮蔽物の裏に隠れている瞬間などに一気に詰められて負けてしまう。また遮蔽物に隠れていても被弾が多くうっかりダウンを取られた時も大抵負けてしまう。

勝つ試合というのは、孤立しない被弾を受けないということもそうだが、攻撃面においてはとりわけ相手の意表を突いた一瞬の間にダウンを取ることができている時だ。例えば味方が相手と撃ち合っている時、相手はほとんど味方しか見えていない。そこに自分が死角からスピットファイアを連射すれば相手はほぼ確実に倒される。

また相手が近くで索敵しているのが分かった時、自分が相手に向かって一直線に走っていくのではなく、しばらくその場に留まり相手が過ぎ去ったあと背後から銃撃すると大抵倒せる。こちらが走ると足音で分かるので今度はそれを逆手に取られてしまう。

加えて、相手からダウンを取った際は素早く遮蔽物に身を隠し回復するということも有効だ。ダウンを取られた相手はおそらくピンを連打しているので数秒後にはやって来ると考えた方がいい。なのでダウンされた相手がノックダウンシールドでなかなかキルを取らせてくれそうにない場合、もしくは開けた場所で相手からの射線がすぐに通りそうな場合は、一旦ダウンした相手を捨てて遮蔽物に隠れ回復に集中する必要がある。

これがあるのとないのでは後続との戦闘、とくに漁夫の利狙いのチームとの対戦に明確な違いが現れる。少しでも体力があれば避難することも、場合によってはそこで戦うこともできる。だが体力がほとんどない状態だと結局自分がダウンを取られてしまう。

状況に応じた武器の使い分けも重要だ。自分の中では中遠距離はスピットファイア、近距離はボルトという組み合わせが定石となっている。トリプルテイクはアップデートで金パッケージ武器になってしまったので、実質この組み合わせが自分の基本的な武器構成になる。

特にボルトは必須であると感じる。自分がダウンを取られるのは大抵近距離戦なので、近距離で速射できリコイル制御がほとんど不要なボルトはかなり有効である。速射という点ではR99も強力だが、エイムに自信がないので照準の安定さを優先している。

アリーナモードでの経験はバトルロイヤルに生かせるとは限らない。事実漁夫の利対策や混戦、広大なマップで進むべきルートを選択し、先手を打って優位なポジションを取っていく立ち回りなどは学べない。しかしアリーナモードで何度も戦闘経験を積んだことで、戦闘に対する不安はほとんどなくなってしまった。それは戦闘というものが実態の掴めないまったくの混沌から、ある程度パターン化して理解できるものになったからだ。状況に応じて冷静に一手を打つということだけを考えればよく、不安の介入する余地はない。不安がないということはある程度リラックスしてプレーできているということであり、手元が狂うことがほとんどなくなる。

アリーナモードを経験したことで少しだけ戦闘に自信がついた。この経験をランクマッチに生かして今度こそダイヤ帯に入れるようにしたい。