人生

やっていきましょう

712日目

いま開発しているゲームの場面を一度刷新する必要があると考えた。ゲームとしての面白みに欠けるというのが一番の理由だ。

具体的には目的を達成するための過程に必然性がないという点だ。現行の展開では、市街地のどこかにある隠された入り口を探すという目的に対して、プレイヤーはただ曖昧な誘導に従ってアイテムを手に入れ、何やらよく分からないうちに入り口を発見してしまう。どうしてその誘導が存在するのか、なぜ入り口がそこにあると分かったのか、という合理的な理由が一切なく、おおかた自分自身の思い付きの連想に従ってそのような展開にしたのだろうということがあからさまに分かってしまうような展開だ。

これが敢えてそうしているというなら面白いかもしれないが、実際には真面目に作ろうとして失敗しているだけだ。中途半端で曖昧で、何がしたいのか分からない展開になってしまっている。これが一番面白くない。事実この場面についてはセリフと展開の無駄な煩雑さが目立っており、ストレスがたまる一方だった。

そこで場面全体の流れを前後の展開と調和のとれたものにしようと考えた。意識したことは目的を明確にし、目的を達成させるためにプレイヤーを行動させるということだった。隠された入り口を探すという目的に対して、プレイヤー自身がその手がかりを追い、すべての謎を解き明かして入り口を見つけ出す。この流れをベースにゲームの方向性をより明確にし、できるだけストレスのない展開を作るつもりだ。