人生

やっていきましょう

724日目

自分の言葉が以前と比べて人間味が薄れてきているということを実感する。以前というのは10年以上前のことだ。

多くのブログがそうであるように、かつての自分の文体も自分という人間の主観を前面に押し出したものだった。しかし今はそうした主観、感情や思いと言ったものを言葉に出さず、ほとんど客観的な文章を書いている。

これは自分の抱えている問題点を整理し解決するという当初の目的には適っているが、今の自分の記録は本当にそれで良いのかとも思う。自分が感じたままの言葉を表現しているわけではないので、自分が感じた様々なことが自分の体験として価値づけられているという実感が湧いてこない。記録をつけるなら自分の感覚をありのままに書くべきではないのか。

今の自分は主観が抜け落ちている。自分都合の自分勝手な文章を書くことができていない。そうした文章を書くことが自分の心を養うためには必要だと思うが、どこか間違っているのではないかと思い自分の感情に素直になれないでいる。

感情を表に出した方が良いのか、このまま淡々と文章を書くままで良いのか。実際、自分への信頼が持てない自分が無理矢理自分を押し出したところで文章がぎこちなくなり、かえってのびのびと文章を書くことができなくなるだろうということは想像に難くない。結局は今まで通りのやり方に終始することになる。

それにしても未だ感情的な文章を受容できないという自分の心の問題は今後どう対処すべきだろうか。それによる目立った実害はないが、自分の感情や自分自身を押し殺し続けることはおそらく自分のためにはならない。自分の何を思いどう感じるかを素直に受け止めることが必要だと思う。