人生

やっていきましょう

798日目

この前ネットのどこかでレスポンスの早さについての記事を目にした。その時には特に何とも思わなかったが、後々になって応対の早さというものが対人面において重要であるということを思うようになった。

レスポンスの早さというのはどういうことかというと、例えば誰かからメールを受け取ったとき、即座に返信できるかどうかということを指す。それはビジネスに限らず知人や家族、友人の質問や要求、提案に対しても含まれる。

なぜこれが重要なのかというと、相手に返答を待たせることになるからだ。とくに返答次第で自分の行動方針を変更しなければならないときなどは、返答が来るまでただ待たなければならない。その間相手の時間を奪うことになってしまう。

自分はしばしば、自分の都合が悪いということを理由に相手の要求に対する返答を遅らせてしまうということがよくある。あるいは実際どうしようか迷っていて、判断を保留して返信が遅れるということもある。これは自分の中では都合が悪いから、迷っていたからと納得しがちになるが、相手からすればこちらの都合を考えず自分の都合のことだけを考えているという印象を覚えてしまう。こうしたことが続くと相手からの信頼を失ってしまう。

先に述べた優秀な人間は~というくだりにはやや疑問があるが、レスポンスが早い人間は信用を得やすいと考えるのは妥当であるように思う。共同作業において相手の時間を奪わせないというのは、割とありがたいものである。しかしただ速いだけでは意味がないということは注意する必要がある。

(とはいえレスポンスの早さを自明のものとする考え方には疑問がある。早さを突き詰めると結局は相手の都合に振り回されることになり、自分に強い犠牲を強いることになる)