人生

やっていきましょう

800日目

自分のゲームを振り返ると、ストーリーが章を横断して統合されていないという印象を受けた。この傾向は修正当初から問題視してきたが、長い間開発中の章内の問題にのみ着目してきたことですっかり忘れてしまっていた。

3章におけるメインストーリーとのつながりをどう表現すべきだろうか。このつながりはサブクエストや小さなイベント程度のものではあってはならず、物語の進展に関わる重要なシーンとして組み込まれるべきだと思う。

どのようなシーンとして組み込ませるかについては、いずれにせよ次のポイントを踏まえたものにしなければならない。

まずこのシーンはゲームの最終目標への道筋を何等かの形で進展させたものであるということ。自分のゲームの場合、ラスボスを倒すことが最終目標となるので、ラスボスの居場所、もしくはラスボスを倒すためのアイテム(に関する情報)などを用意する必要がある。

次にその進展の結果見えてくる次の目標をわかりやすく提示し、それが次章の目的となるように設定するということだ。このとき注意しなければならないのは、作者によって誘導させられているという印象を極力与えてはならないということだ。次はこれ、次はこれと課題を与えられているというイメージを持たれてしまうとストーリーは途端につまらないものとなる。そうならないためには、できるだけストーリーの展開から生じる必然の結果として次の目的が設定されるという印象を与えなければならない。

例えば、ラスボスの居場所が判明したという情報がストーリーの展開に脈略なく挟まれてくるのは違和感がある。自分が今作っている第三章は、第三章のみで完結するストーリーとメインストーリーの交錯によって成り立っているが、この場合第三章のストーリーの展開が、自然とメインストーリーの展開を進めるようなものにならなければならない。

第三章についてはストーリーが完成されているのでこの作業はやりやすいが、問題は第四章以降である。第四章、第五章は、章の中で完結されたストーリーをクリアすることによって、おまけ程度にメインストーリーの手がかりが得られるという展開になっている。つまり、それらはメインストーリーから独立しているのだ。この問題は後々重要なものとなってくるので注意しておく必要がある。