人生

やっていきましょう

844日目

岩を動かすパズルが完成したので次のギミックを製作する。現時点で考えているのはいわゆる「倉庫番」と呼ばれるパズルで、動かせる岩を所定の位置まで運ぶとスイッチが入り道が開くというものだ。

この実現については以前に断念していたが、それは倉庫番を実現するためには特殊な変数管理が必要となり、当時の自分に管理・制御できる自信があまりなかったからだ。しかし近年ギミックのネタもいよいよ尽きてきており、単純な四則演算だけではできることも限られてくる。また以前断念したときからかなりの時間が経っており、あれから学んだことも多くある。そこで今回は新たに倉庫番を新たなギミックとして追加することにした。

ところで、そもそも倉庫番とはどのようにして実現可能なのか。先述した通り、倉庫番とは岩を所定の位置に動かすとスイッチが発動するという仕組みである。すなわち、「岩」の(X,Y)座標が「ゴール」の(X,Y)座標と一致したとき、イベントが発動して道が開けるようにすれば良い。

座標の取得は変数操作+のキャラ欄から選択することができる。指定のイベントのX座標、Y座標を取得し、各々の数値を別の変数に代入することができる。はじめは固有の変数に管理させることを考えたが、岩を複数個用意し管理するためにはひとつの変数ではなく個々のイベントに予め付随されている「セルフ変数0~9」を利用したほうが良いと考えた。

自分は変数操作+の扱いに自信がなかったが、実際に触ってみると仕組みを理解すれば自分でも十分扱えるものだった。自分は不安に支配されると思考が停止し、理解できるものも理解できないと思い込む傾向にある。今回で言えば座標の取得の部分の扱いが不安だった。しかしX座標Y座標の取得とは、単にX座標Y座標の取得でしかないのだ。それ以上でもそれ以下でもない。

今後似たような問題に遭遇するだろうと思う。その度に自分にまだ十分な理解があるとは言えないから、下手な考えで採用して想定外のバグが起きたら困るから、と新たな挑戦を先送りにするに違いない。しかしその懸念が冷静な判断と根拠に基づいて行われていたものでないならば、一度正気になって問題全体を見直すべきだろう。今回の倉庫番は冷静になって実現可能だと判断したために採用した。この判断は妥当であったと思う。