人生

やっていきましょう

923日目

現実から目を背け続けていると、いつしかその蓋を開けることが恐ろしくてできなくなる。そうなる前に現実に対する強度を適度に養っておくべきなのだが、自分の今の現状を考えると極めて危うい状態にある。

以前ほどではないにせよ未だに対人不安があり、口頭で言葉が適切に出てこない問題もある。数年間まったく学習をしてこなかったために知識は薄れ記憶力も低下している。過去の失敗を引きずって今を生きようとしていない。セルフネグレクトが著しい。これらの欠点が劣等感、無力感、焦りによって過度に誇張され、いつしか巨大な壁のように自分の前に立ちはだかる。

これらは今すぐにでも何とかするべきことだ。このまま放置すると取り返しがつかなくなる。あるいは既にそうなっている。しかしそうと分かっていながら、実際自分は克服しようとしてはいない。困難を避け自分を肯定しなければ生きられない、そんな軟弱な言い訳をしなければならないほど、自分の精神は弱っている。

それで良いと思える人間ならばまだ救いがあった。しかし自分は劣等感が強すぎた。すべてを諦めて平然と生きられるほど厚顔ではなかった。そうありたいと願っていても、そうさせない力が働いている。その正体は分からないが、それがあるからこそ自分は今生きており、自殺した方が良いとは思えないのである。

その劣等感がいま消えかかっている。喜ぶべきか惜しむべきか、焦りが消え、劣等感が消え、ただ無力感だけが残り、生きることへの執着がなくなりつつある。

自分は再び選択を迫られている。生きるべきか死ぬべきか。生きるとしたらその理由は何か。死ぬとしたらなぜ死ぬのか。しばらく考える必要があるだろう。