人生

やっていきましょう

970日目

コントロールの戦略としてトライデントを使うことは有用であるように思う。それは単に走らせるばかりでなく、さまざまな用途として扱うことができる。

トライデントは敵陣営側の拠点を獲得する上で多くの重要な役割を果たす。例えばトライデントは誘導の囮と撹乱役として用いることができる。

敵はトライデントを見かけたらほぼ確実に攻撃を仕掛けてくる。その性質を利用して敵陣営側のB拠点の入り口付近にブザーを鳴らしながら突撃していき、そのまま敵陣営側の拠点までブーストをかける。そうすると数人がBから拠点側にやってくるのでこれを迎撃する、もしくはそのままトライデントで撤退する。これにより敵の注意は自分に向けられ、相手のBの攻撃が手薄になる。

ブザーはかなり有効だと個人的には思う。相手の集中力を削ぎ、心の平静を失わせる。テンポに緩急をつけ、車のウインカーと同じくらいの速さでゆっくり連打し、かと思えば相手の迷惑になるほど素早く連打するということを前線の敵に纏わり付きながら試合中ずっと行っているとどうなるか。相手はまず先に鬱陶しいトライデントを始末しようと考えることしかできなくなる。

コントロールはキルするばかりが貢献ではない。このような妨害工作も試合を優位に進めて行く上で十分効果を発揮する。なぜこのやり方が刺さるかといえば、トライデント乗車時のダメージが軽減されており、その上シールドが自動回復するからだ。

トライデントは被ダメージを通常の20%ほどまで軽減する。そのためトライデントに乗っている間はほとんどダメージを受けることがない。いずれにせよ、本来であればシールドを巻かなければならないのでそれほど強みのない要素だが、コントロールの場合、一定時間経つと自動的にシールドが回復する。そのためひたすら敵を妨害し、シールドが尽きたら撤退するということを半永久的に繰り返すことができる。

これが意味することは、試合中トライデントで存分に荒らし回れるということである。特に敵陣営側のB拠点の出入り口付近で団子になっている敵に対してトライデントを使って突撃すると、相手のキャラクターはトライデントに押し込まれ、敵の射線をずらすことができる。そこにブザーの嵐を添えれば申し分ない。

ただし弱点はいくつかある。トライデントの妨害は劣勢時にはまったく有効ではない。優勢か、少なくとも拮抗していなければ相手には刺さらない。

劣勢時はトライデントを使って妨害よりも敵陣営側の拠点を直接奪いに行った方がいい。劣勢時は大抵人数不利か拠点が制圧されているので、余裕があるときだけ妨害を行う必要がある。

また室内の敵に対してはトライデントはまったく効果がない。あくまでも野外の敵のみに効果があるというだけであり、とりわけ拠点Bの中で籠城している相手には効果がない。

他にもPTを組んだ相手から一斉射撃を受けると妨害をしている時間がない。そう考えると、ブザーは必ずしも万能ではなく、通用しない場合もあるということを理解しなければならない。

とはいえトライデントにはまだ多くの可能性が残っている。コントロールをプレーするにあたって今度はもう少し別の角度から研究する必要がある。