人生

やっていきましょう

993日目

sekiroの2週目をクリアした。1週目でおそらく何かがあると思っていた選択肢が、新たなボスと特殊なエンディングルートへの分岐点だった。

最後のトロフィーのボスは前座に柔剣エマを据えた葦名一心だった。通常のエンディングで黄泉返りを果たした若き剣聖一心ではなく、死に倒れる前の老いた一心だった。

エマは一見簡単そうに見えるが、素早い攻撃と掴み攻撃が困難だった。下から上に切り掛かる攻撃は初動がほとんどなく、注意をしていなければ弾くどころか防ぐこともできない。掴み攻撃は全速力で後方に逃げなければ避けられず、掴まれると大ダメージを受けてしまう。どちらも隙がなく、これらの攻撃に何度も倒された。

エマを倒してもその後には一心がいる。この一心は前に戦った一心以上に苦戦した。第一形態は剣聖一心と大体同じ動きをするが、第二形態は新たに炎を主とした特殊な技を使ってくる。

とりわけ脚を上げて振りかぶった構えから縦、横と切りかかる技の対処には苦戦した。縦はタイミングを合わせて避けられるが、直後の横切りは隙が無い上に範囲が広く、何も考えずに縦切りのタイミングでステップ攻撃をすると炎か横切りのダメージを受けてしまう。葦名一文字と同じ要領で戦ってはならない技だ。

他にも多くの技があったが、この技だけが対処に苦労した。縦切りの際に横にステップをし横切りの際にバックステップをするか、縦切りの構えの段階で後ろに走って弧を描くように接近することでようやく回避することができた。これが決定的となりようやく葦名一心に勝つことができた。

最後のエンディングはアーマードコアfor answerのアルテリア・カーパルス占拠を思わせた。パイロットが戦いに明け暮れる中でいつしか殺戮を楽しむだけになるといった内容だったが、このルートの隻狼も同じ轍を踏んでおり、自身が修羅に落ちて終わるというエンディングだった。

あっという間の2週間だった。その間英語もゲーム作りもせずにただsekiroに浸り続けていた。しかしこの経験は決して無駄ではないと思う。所詮ゲームであり現実とはまた違うかもしれないが、何かを試行錯誤して自力で解決したという経験は自分にいくらかの自信を与えてくれた。

失敗の積み重ねの上にある成功体験というのは自分の確かな糧となる。sekiroはこのことを自覚させた。今後何かに躓いた時には、同じように考えて行動すれば良いと思った。