人生

やっていきましょう

999日目

APEXでダイヤに到達した。今シーズンに入ってほとんどランクはやらなかったが、今スプリットは最も到達が早く、そこまで苦労を感じさせなかったので意外だった。いつもであればスプリット終了間近にようやくダイヤに到達といった感じだったが、今シーズンはゴールドⅡから150戦程度でダイヤⅣまで上がった。RPを400減らすといった過去のような惨事は起こらず、特に自分が指揮するというわけでもなかったが、コントローラーの不具合でダッシュができなくなるというハンディキャップを背負っていながら、ランパートのみを使ってダイヤに到達した。

これは自分ばかりというよりは周りも似たような進捗状況だった。Apexのトラッカーサイトでランク全体の割合を調べていたが、PS4はまだスプリット2まで日がある状態でなお10%を優に超えてしまっている。それどころか、PSユーザーはプラチナⅣ以上にダイヤⅣの人口が多くなってしまっているという状況になっている。明らかにダイヤ到達の難易度は易化しており、ダイヤ帯であってもプラチナの時にいたようなデュオや2PTに遭遇することが増えたと感じる。

何が原因かといえばRPシステムの改変だろう。シーズン12に入ってからこれまで上限の無かったキルアシストのポイントに制限がかかり、代わりに6位からの順位ポイントが多く貰えるようになっている。これまでは6位と5位が30RP、4位と3位が40RP、2位が60RP、1位が100RPだったが、シーズン12からは6位30RP、5位45RP、4位55RP、3位70RP、2位95RP、1位125RPとなっている。一見微妙な調整だが、これがかなりの変化を生んでいる。

早い話、上位に入りさえすればキルを稼がなくても簡単にRPを盛れてしまうという状況になっている。プラチナの消費RPが36であることを考えると、5位にさえ入っていればマイナスになることはないということになる。ダイヤでさえ4位に入っていればマイナスになることはない。戦闘が安定しなくとも、立ち回りを重視して動いているだけで簡単にダイヤに来られてしまう。

まさしく自分のようなリング先入り陣取り戦略を行うプレイヤーにとっては吉報だが、今回の調整の結果ランクの戦況も大きく変わることになった。キルアシスト以上に立ち回りが重視されるようになってから、これまで以上に戦闘を起こしてしまうことがリスキーになってしまった。

順位ポイントの優遇があり他の部隊も順位を上げようとするので、終盤まで10部隊が残るという試合がざらにある。こうした状況の中でどこかの部隊同士が戦闘をやり合うと、その音を聞きつけた別部隊がどこからともなくすぐにやってくる。いわゆる漁夫の利だが、こうしたハイエナの争いが今シーズンでは更に熾烈になり、ランクであっても激戦区では漁夫の利の漁夫の利の漁夫の利が来ることも珍しくはない。加えて戦闘に勝って得るポイントもそこまでおいしくはなく、キルアシストの上限は無制限から6人程度に制限されたので、そもそも最終円まで戦闘を起こす理由がない。そういった理由から戦闘が起こしにくくなり、今まで以上に撤退を視野に入れた立ち回りを考慮する必要が出てきた。

今回の調整に賛否両論あるが、個人的には都合が良く、こうしたシーズンもあって良いと感じる。ひたすらキルをしたい人間にとっては不満があるかもしれないが、これまで自分はバトルロイヤルなのに撃ち合い戦績に偏重しすぎだと思っていたので、これまで以上に立ち回りが重視されるようになって良かったと思う。これならば撃ち合いが下手でも何とかなる。ただし最終円まで部隊が残り過ぎるというのはあまり面白くない。あと入り部隊は絶対に勝てず、先入りしてもリング収縮によっては逆転が不可能になる。

適当な思い付きだが、離脱用シップのようなものを用意しても良いのではないか。つまり順位RPを盛ろうとして1人残された人間が、離脱用シップに乗ることで一律の追加RPを得た上でゲームを中断するというものである。これによりリング際でハイドをしている部隊が早々と離脱し、残り部隊数の減りが良くなって後半が動きやすくなる。

しかしこの思い付きは絶対に実現しないだろうと思う。もし個人個人が離脱できる仕様であった場合、味方が勝手に離脱するという問題が起こる。そうなった場合、残された味方は不利な戦いを強いられる。それを回避するために、離脱には全員一致の同意を必要とするとしたら、今度は意見の不一致から離脱したい人間が離脱できない、残りたい人間が残れないという問題が発生するだろう。そうであるならば、味方が一人以上リスポーン不可能な状態で欠けており、かつ全員の同意を経た上で脱出をすることができる、とした方が妥当か。それにしてもどの程度追加のRPを与えるか、チーミングの温床にはならないか、という懸念がある。

ゲーム中盤に5分間だけ搭乗可能な巨大マザーシップをオープンし、時間が経つか定員に達したらマザーシップがフィールドから離脱、のちに登場したレジェンド同士でリスポーン不可の撃ち合い大乱闘、もしくは困難なボスNPCを配置するというのはどうか。これもアイデアは面白いが、結局はチーミングの温床になるだろう(どこか発想がTeam Fortress2のハロウィンに近いものになっているような気がする)。それに戦闘難易度はさらに優しくなってゲームにならなくなるだろう。

話が逸れたが、順位優先のゲームになると不利な状況から死線を乗り越えるということがほとんどできなくなってしまいゲームとしては面白くなくなる。やはり多少はキルに重きを置いても良いのかもしれないと感じた。