人生

やっていきましょう

1008日目

負の感情をすべて押し殺さない方がいい。それらは蓄積されていくにつれ、いずれ行き場のない感情となって自分を苦しめることになる。

自分は今こうした感情の行き場を失っている。長年自分に溜め込んだ感情を、誰にも発散せず、自分の心の奥底に閉じ込めている。こうした状態が長く続くと、ふとしたことでまったく脈略なく過去に抱いた負の感情が蘇ってくることがある。その感情もまた吐き出す先がないので無理をして飲み込む。嫌な人間の嫌な言動を思い出しては心の中で自分は許すと何度も復唱し、相手の人格ではなくその未熟さを責める。またそれは自分にも言えるのだから、自分もまた反省する。こうしたことを繰り返し自分の心の中で理不尽さよりも納得の方が上回ったら感情の収拾がつく。しかしこれでは何も解決しないだろう。

要するに自分は自分の感情以上に自他の都合の合理的理解を優先しているのである。それは自分に中立的な落とし所を自覚させるだろうが、結局のところそれは自分の感情を宥めることにはならない。自分の感情を自分と独立した観察の対象として捉えている限り、自分の感情が癒されることはない。

自分は出来るだけ自分の感情を肯定する必要がある。自分が常に自他に対して感情的だと冷笑しているまさにその、身勝手で都合の良い感情を認めてやる必要がある。そうして初めて自分がどう感じていたかを知ることができる。