人生

やっていきましょう

1027日目

先日の考えを試すためにリスニングで主語と述語を意識しながら聞いた。やはりリスニングは主語述語を文法的に分解して聞くべきではない。これは主語と述語を無視しろという意味ではない。主語と述語を「文法的」に「分解して」聞くべきではないということである。

重要なことは、リスニングは文頭から聞くということに終始する。頭が主語かどうかはさておき、文頭周辺が最も重要な箇所であるからまずは耳をたてて聞く。次に動詞が来るのでそれも逃さずに聞く。ここまで来て文の方向性がほとんど決定するが、それらの情報が大体文頭近くに集まるので文頭を聞くことが最も重要になる。

うまく言えないが、主語と動詞を分解するのではなく、流れるように聞き取れると本文が把握できる。文の構成要素ではなく、どこか定型的で聞きなれた表現を追っていく感覚である。余計な思考を挟まず、ただ聞くに任せる。すると相手が何を言おうとしているのかが何となく分かってくる。

ところでリスニングは全文を理解する必要がない。本文で問われている部分だけを聞けていれば良いのであり、完璧主義的にすべての単語を耳で追おうとしなくてもよい。そのための先読みである。細部ではなく要点を抑えるということがリスニングのポイントであると思う。