人生

やっていきましょう

1063日目

繰り返し何度も言うが、承認欲求のために創作を行うことは醜悪だ。そうして生まれた作品は内容以上に他人に受け入れられることが目的となりやすい。

確かに作品が面白ければ何も問題ない。しかし問題なのは中身が伴っておらずお世辞にも上手いと言えない作品が、誰かに承認されることを期待して生み出された場合である。こうした作品は見ていて苦しいものがある。

創作について改めて思うのは、それが名誉や承認のためではなく単に面白いからやるという動機であった方がいいということだ。誰にも理解されなくて良い、つまらなくても良い、ただ自分が面白いと思うものをどこまでも掘り下げられれば良いと考えると、創作に対して健全な態度を取り戻せる。

少なくない人間が既に他人に対する期待を捨て、内なる価値観の深化に没頭している。彼らは当初ひどく自己中心的に映ったが、自分を理解しない人間に振り回されるだけ無駄であると考えれば、彼らの方が賢明かもしれない。