人生

やっていきましょう

1130日目

自分は言葉を省略することに抵抗を感じる。できないことはないが、省略すると相手に意図が通じないことがある。だからなるべく省略はせず、伝えようとしていることはなんでも伝えようとする。これが会話における情報過多の一因となる。

省略をあまりに拒絶するあまり、他者の省略を読み取れなくなっている。冷静になって考えれば省略の意図が見えることもあるが、大抵そこまで考えることなく相手の不確実な情報を前に不快な思いをする。

自分が省略を恐れるのは、自分の話す内容以上に相手に伝えられ、相手から察することのできる情報が他にないからだ。自分が普通に伝え察することのできる範囲が自然と相手のそれと共有されるということはなく、いつも自分の常識の非自明性を自覚して相手と立ち向かわなければならない。

それでも最近は面倒になって、自分の常識に従って他者を評価するようになって来ている。多少は気を使うがあとは自分都合で勝手にする。他者と分かり合えるという期待、誤解されたくないという恐怖、プライドを捨てるようにしてから、これらの省略に抵抗があまりなくなった。

最近頭が悪くなってきている。相手がよくわからない言葉の省略をしたら、何か意味の分からないことを言ってると思い、じっくり考えることも出来なくなってしまった。ただ精神不安に襲われることは減った。今まで知能もないのに無理して考えようとしてきたのだろう。