人生

やっていきましょう

今年一年を振り返ると、やはり無意味な時間を過ごしたと思う。全体的に見て様々なことに対する意欲が喪失し、運動もせず、惰性で過ごす日々が多かった。

今年はどういう年だったか。TOEICで830点を取り、Apexから離れ、新しいゲームを始めた。開発は相変わらず停滞している。だが着実と進んではいる。今年に入って一番の変化は、つい最近、過去に対する未練が無くなったということだ。これが2022年の中で一番大きな出来事だった。

自分はかつての自分の過去に対して苦しみもしたが、同時にそれを拠り所にしていた。自分という人間の奥深くにある根源的な価値の源泉を、未だに大事に抱え、励みにしていた自分がいる。

しかしそれはやはり、自分に対して相当な重荷になっていた。つまりその価値の源泉を自分が未だに大事に抱えているばかりに、現実の自分はそれに見合わない人間であることの落差を何度も突き付けられ、不安と恐怖に支配される。自分はかつての自分がそうだったように、再び立ち上がり、自分を全力で生きる人間に戻らなければならないと思っていた。しかしそう思えば思うほど、今の自分に輝かしい未来はもうないという現実が頭から離れなくなる。

ふとしたことで、自分はかつての自分に戻るということを諦めた。かつてというのは、自分が歪む以前のことだ。だから高校以前、大体小学校・中学頃にさかのぼる。ありがちなことかもしれないが、自分は学生時代のクラスに今でも劣等感を抱いていた。自分が口をきけない人間であるために、おそらく本来的にはクラスの輪の中に入れたかもしれない自分を断念しなければならなかったことが、今までずっと心残りだった。しかしそれが消えた。自分の最後の希望だった。

今自分には完全に希望がなく、しかし長年の療養から失意や絶望もない。まったくの空白。今の自分は自分の人生の中で最も自由だと言える。そんな精神状態で迎える2023年。来年の抱負は新しいことを始めること。これは毎年言っているように思う。だが今年に関しては今までとは違うように思う。自分は過去のしがらみを超えた。自分はこれからもっと違った人間になるだろう。