人生

やっていきましょう

妙に精神が不安定になると思ったら最近運動していないことに気づいた。以前はメンタルが不調になると外に走り出したものだった。最近は心が安定してきて運動の必要性を感じてこなかったが、もう一度はじめて見たいと思う。

散歩をすると不安が和らぐ。それは身体の疲労という具体的な痛みが自身の連想を遮断するからだ。過去のトラウマがよみがえってきたり先の見えない未来に尻込みして、あることないこと頭の中で情報が暴走していたのが、疲労という具体的な現実に触れることでただちに消滅する。不確かなものは確かなものの前では無力である。

自分は不安に連想される解釈ではなく事実だけを見るということを大事にしてきた。ここで言う事実とはそれを自分がどう思っているかではなく、自分がどういった状態にあるのかということだ。自分は無意味だ、無力だ、自分に自信がない、ではなく、自分は今精神的に不安定な状態にある、自分に対処不能な問題に対して悪い連想を行っている、問題に対する適切な対処方法を知らず、頭の中だけの不完全な情報で物事を解決しようとしている、といった言葉に置き換えることだ。

しかしこれらを不安の渦中にある中で意識的に転換させることは難しい。頭では現状を把握しようと思っていても、重度になると感情の制御が効かなくなるからだ。そこで物理的に悪い連想を阻止するために運動をするということがひとつの解決となってくる。

文章にして自分の精神状態を書き表すのも良いだろう。精神安定のための手段は複数あってもいい。今回は運動によって心を落ち着かせてみる。