人生

やっていきましょう

305日目

今までうまくいかないことを改善してきたのか、と言われれば疑問である。改善というよりは口だけの反省だけをこなして、それできれいさっぱり忘れてしまっていた。振り返り続けるという習慣が自分にはない。昨日深刻に悩み続けていたことが、次の日にはまったく何も覚えていないということが結構ある。

変わらないということは本心ではそれほど変わらなくても良いと思っているということだ。自分は変わる変わると言い続けて結局変わってこなかった。そうなった原因はいくつかある。今日はそのことについて振り返る。

先日何も考えずに3つの課題を同時に取り組むと宣言した。読書、小説の勉強、西洋史の復習だ。しかし取り組むと宣言して2日経つが、すべてをこなすことができた日はなかった。

こなすことができた課題もあった。読書は容易に取り組むことができた。だが勉強と復習は失敗した。なぜ一方は成功し、一方は失敗したのか。

まず西洋史の復習に関しては目標が明確に定められなかった。最終的なゴールがどこで、そのためにどの情報についてどれだけの量をいつまでにこなせばいいのか分かっていなかった。読書はその分明確なイメージができていた。1つ1つが章づけられており、最終的なゴールがすべてを読み終えるという単純な目標だった。期限は1週間で、それまでに読むだけでいい。だからとりあえずやってみるということができた。

つぎに小説の学習は、動機がまったく失われていた状態だった。いつかは取り組まなければと思っていて、無理をしてはじめたものだったから、苦痛でしかなかった。また小説も漠然とした目標を立てることが常で、期限・目標・過程を完全に無視していた。読書が成功したのは、今読んでいる本にある程度興味があったからだ。面白いと思って読めているから、わざわざ期限や過程を意識しなくても今週中には終わるだろうと踏んでいる。

難しい話ではない。要するに動機を持てているか、期限・目標・過程を定義づけられているかを判断するだけでいい。その点を考えて明日は次のことを記録する。まず西洋史の復習と小説の学習について明確なゴールを設ける。期限は1週間。その間にできる現実的な目標を設定する。そしてどのような経緯を踏めば達成に至ることができるかを記述する。手段であったり、情報源であったりを簡潔な文章としてまとめる。

自分は考える必要のないところまで考えすぎている。それが鋭い洞察に裏付けられているならなお良いが、実際は精度が粗く何の要点も踏まえていない判断を無駄に重ねているだけにすぎない。もう少し物事を軽くとらえ、要領よくこなしていきたいと思う。