人生

やっていきましょう

937日目

最近センチネルをチャージした状態でインファイトをする遊びをするようになった。本来スナイパー武器でありショットガンとして用いるものではないが、当たれば非常に強力である。ウィングマンと同じく夢のある武器だが、それ以上に扱いが難しく、しかし当たった時の快感は他の武器では味わい難い。

自分はどうやら困難な制約を課された単発武器に縁があるようだ。初めて出会った単発武器はMGO2の麻酔銃だ。速射性で言えば最低クラスであり、射出と装弾の間の時間が長すぎる。それでもまだ使えた方で、ヘッドショットを狙えば一発で昏睡状態にするなど、夢のある武器だった。

翻ってMGO3の麻酔銃は最悪だった。装填にかかる時間が(麻酔系強化の最高スキルであるNON-LETHAL AIM+ ★3を装備して尚)MGO2よりも遅く、あのウィングマンよりも遅い。加えて一発撃つごとに装填しなければならないのでセンチネルやピースキーパーのような扱いづらさがある。撃ちにくさもさることながら、ただ眠らせたいだけなら非殺傷ショットガンや非殺傷スナイパー、催眠グレネード、CQCを使えばよく、わざわざ不利なハンドガン麻酔銃を使う意味がない。したがって麻酔銃はMGO内で最も使えない武器になっている。

とはいえ、こうした武器に対するこだわりは依然無くならない。普通に戦えば安定して戦える試合で敢えて不利な制約を選ぶ、その理由は何か。

おそらく自分は本質的に独創性を発揮することを求めているのだろう。ランパートを使うのもそうだが、強いレジェンド、強い設定を選んで勝つよりも、変な戦い方で勝つ方を優先している。本気で勝ちたいならブラッドハウンドやクリプトを使うだろうし、視野角も70のままではないはずだ。

こうした面白い戦い方ができるゲームでなければ長続きしなかっただろうと思う。日々新しいFPSが増えているが、遊び心地が存在しない純粋な撃ち合いだったらすぐにやめていたはずだ。

時にこの遊び心を忘れて撃ち合いに真剣になりすぎることがある。面白い戦い方で楽しむはずが、自ら課した制約の不条理さに強い怒りを感じてしまう。そんな時は初心を思い出すべきだろう。ネタを楽しむ心の余裕を持ちたいものである。