人生

やっていきましょう

1152日目

未だにセリフをどうしたら良いのかがわからない。冗長でなく、くさくなく、読んでいて楽しめるセリフはどうしたら生み出せるのか。

今自分が意識していることは、ブログやテキストに書くような文語体ではなく、極力口語体にして可読性を増やすこと、その上で言葉のやり取りが単調なものではなくできるだけ面白いものにすることである。

こうした目的に沿うことである程度の質は得られているとは思うが、実際そこまで成果を出せているわけではない。大抵のセリフはつまらなくはないがそこまで面白くもないというものである(しかしそれでも、5.6年前に作ったどうしようもないセリフの数々に比べれば劇的な成長を感じる)。

セリフの冗長性と情報量の多さは、自分が連想した言葉のやり取りをそのまま書き出しているという手法を取っていることに由来する。自由な連想から良いセリフが思い浮かんだらそれを採用するという非効率極まりないやり方を行っている。本当は目指すべき方向性を定めた上で、逆算して自分が考えるべきセリフを構築していくことが望ましいのだが、発想が貧弱になるとしてそれもやらない。だから途中で自分がいまどこに向かっているのか、どこに目指すべきなのかが分からなくなる。

セリフをなんでも自由な連想によって導きだそうとするのはやめた方がいいと思う。連想は時に想像以上の成果物を生み出すことがあるが、大半は脱線し、脱線したセリフ同士を無理矢理くっつけようとするものだから、言葉の流れがちぐはぐな感じがする。それを防ぐには、流れ出る直感を一発出すか、目的から逆算して手堅くセリフを構築していくかだ。そしていま自分に必要なのは後者を実現できる能力だと思う。