人生

やっていきましょう

新しいマップを作るにあたって、これまでのものとはまったく別のものを作ろうとした。そこで、新たなマップチップの素材を使うことにした。

これまで使ってきたマップチップはかなり優れた素材だったが、すべての場所をその素材で賄うには限界があった。汎用性がある一方、細かい場所(例えばオフィス内部、駅のホーム、学校、ビル街、近未来、古風な洋館)といった個別の場所を表現することが出来なかった。そこで新しい素材を探すことにしたが、これがなかなか見当たらない。

ウディタの素材で検索をかけると、大抵32x32のものしか見当たらない。16x16に対応している素材で自分のニーズにあった素材はなかなか見当たらない。

そこで発想を変えた。16x16のマップチップをウディタからではなく、rpgツクールの素材から探すことにした。16x16のマップチップはrpgツクール2000/2003のものに対応している。それらの素材はインターネットに山ほどある。

そしてようやく、ひとつの素材サイトを見つけた。これが頭ひとつ抜けていて、どのマップチップも自分の需要を満たすものばかりだった。

不思議なことに、このマップチップからストーリーやダンジョンの着想が一気に湧いてきた。少なくとも何をしたらいいのか、自分が何をしたいのか、以前よりも鮮明になった。

要するにイメージの限界が自分の発想を妨げていたのである。自分の頭の中にはストーリーの展開のことしか頭になくて、どうにかそれだけで面白いものを生み出そうとしていた。

しかしゲームの体験は、多くの場合がそうであるように、ストーリーの中身やギミックの奇抜さばかりではなく、世界観の演出という点でも評価することができる。こんな世界の中で動き回れたら楽しいというわけである。こうした視点を自分が持たなかったことが、自分の開発が停滞していたことの一因であるとも言える。

とにかく着想は得た。あとはこのイメージを形にするだけだ。