人生

やっていきましょう

821日目

しばらくダイヤ帯で戦っていたがプラチナ帯の戦い方とは完全に異なっていた。基本的に移動中心の中近距離の戦いになり、スナイパーを使う部隊がほとんどいなかった。

また敵のエイムが明らかにプラチナの時より上手くなり、一瞬でも相手の前に顔を出すと即死するという展開が増えた。これまで以上に遮蔽物での戦いを徹底しなければ負けることは確実で、ダメージを受けたら即隠れる、自分が撃つ前に相手に照準を合わせられていたら撃たずにすぐ隠れるということを意識しなければほとんど勝ち目がなくなった。

更に漁夫の利狙いの展開スピードと数がプラチナ帯以上に熾烈になり、序盤での戦闘は(漁夫の利狙いでさえ)ほとんどリスクでしか無くなった。序盤の立ち回りは初動被りで1〜3キルアシストを稼いでおくか、早々に安全地帯に入り部隊数が10程度になるまで様子を見るか、漁夫の利を高速で狙ってすぐに離れるかのいずれかになる。

これらは相当の困難であるように思うが、それでも降格保護があり味方がプラチナ帯の時よりも遥かに強力であるというのは自分にとってかなりのアドバンテージだと思う。

自分はいくら死んでも良く、何度失敗しても痛みがない。しかしただ一方的に死ぬだけの展開はあまりなく、味方が優れているので自分さえ死ななければ十分戦える。

つまるところ、自分には無限の試行錯誤の機会が与えられており、かつそのためのヒントを常に味方の立ち回りから得ることができる。勝敗の戦績に一喜一憂する必要がなく、とにかく動きの学習と修正にだけ注目することができる。

上位勢からは降格保護を削除すべきだと言われているが自分はそうは思わない。プラチナⅣにしろダイヤⅣにしろ、実践で何度も失敗できる機会がなければ後進が育たない。

仮に降格保護が無くなってしまうと、ボーダー付近の参加者今まで以上に真剣になり、中〜上位の人間は地雷が減って安心するだろうが、今度はボーダー付近の人間が勝てなくなってプレーを避けるので、全体的なプレイヤー数が減ってしまう。

失敗の機会はカジュアルで積めという意見もあるが、初動で6割以上が消えるゲームで立ち回り経験を積むことは不可能だ。ランクにはランクの戦い方があり、その戦い方を知るにはwikiや動画を見てランクマッチの実践で何度も失敗する他ない。

とはいえ降格保護に守られたボーダー付近の人間は嫌われるのは当たり前で、せめてもの責任として無駄死にはしない、考えながら行動する、味方の動きには全力で合わせる、くらいのことは意識する必要がある。