コントローラーを修理に出したのは正解だった。それはそれまで抱えていた機能的な問題の解決というよりは、apexから離れなければならなくなったことで生活の質が向上したことによる。
apexをやらないだけで時間の経過が長く感じる。apexに抱いてきた操作不良に対するストレスが完全に無くなり、他のことに目を向ける余裕が生まれた。何より自覚的に惰性を破壊したことで、数年前の気分を再び取り戻すことができた。
apexに対する執着は前スプリットプラチナⅣで終わったことで更に無くなった。これは難易度全体の向上ゆえ仕方のないことかもしれないが、自分にとってひとつの区切りになったかもしれないと思った。今までダイヤ維持に義務感を覚えていたところがあり、それから解放されてapexを続ける理由がいよいよなくなってしまった。
apexは楽しいゲームだが、楽しむだけならたまにやるだけでよく、毎日やる必要はない。カジュアルやコントロールを回しているだけで良い。ランクに対する未練がないわけではないが、少なくとも以前よりは執着しないだろう。
