人生

やっていきましょう

1107日目

これを言い出したら元も子もないが、今作っている作品は他人が動かしたらあまり面白くないものになるという確信がある。それは自分がプレイヤーのゲーム体験を良質なものにする工夫を何一つ行っていないからだ。

自分はゲームという媒体を利用しているが、実際自分が取り組んでいるものはほとんど小説と同じである。関心はストーリーにしかなく、ゲームとしての面白さを追求できていない。

自分がもし新しくゲームを作るならこんな間違いはしない。少なくともストーリー偏重に薄っぺらいゲーム演出という胸の痛くなるような失態を回避する努力はする。そうせざるを得ないのは7年前にそうした作品にすると決めたからで、未だに自分はその呪縛から抜け出せないでいる。

不幸なことにストーリー自体もあまり面白くはない。つまらないと分かっていながら作品を作っていると虚しくなる。