人生

やっていきましょう

1154日目

創作は自分の不完全性と常に向き合い続けなければならないという点で苦行だと考える人がいた。自分も同じ意見を持っている。今作っている自己満足のゲームはこれまで何度となく修正されてきたが、ファイルを開いてみる度に違和感と嫌悪を抱かせる。かといってその不快感に対して妥協できるわけでもなく、結局先に進まないまま数ヶ月という日々が経ってしまっている。

本当に創作をやめてしまいたいと思うことは何度もあるが、未だに投げ出すことができずにいる。自分は完成させるまでやめないと誓ってはいるが、この開発年月によって失われた多くの機会のことを思うと、はたしてこれで良かったのかと後悔しない日はない。創作は向き合い続ければ続けるほど質が向上するというものではない。創作とは自分の中のアイデアを雑巾のように絞り続ける作業であり、適度に水に浸してやらなければいずれは乾いてしまう。

今日も創作をしていて本当に虚しくなった。誰の為でもなく、自分の満足のためでもない。では一体何のために自分はこのゲームを完成させようとしているのか。義務という名の形骸化した制約、すなわちまったくの無に向かって、面白さへの飽くなき追求を行っているというのが今の現状だ。しかし何が面白いのか自分でもよくわからなくなっている。自分が生み出したものははたして面白いのか、もはや自分だけでは判断できない。

一刻もはやくこの創作を終わらせたい。今はそのことしか考えていない。