人生

やっていきましょう

新シーズンのTDMには失望した。少しやってみたがまったく面白くなかった。それにはいくつか理由がある。

まず第一に、武器を自由に編成できないことだ。5つのカスタマイズから選ぶという仕様だが、正直なぜこれをチームデスマッチで実装したか理解できなかった。ウィンターエクスプレスやコントロールで既にこの仕様が採用されており、TDMの差別化がまったくできていない。アリーナを消した意味はなんだったのか。これならコントロールをやっていた方が楽しめる。

第二に、試合の中でリスポーン地点がランダムに変わるということだ。左側の拠点からスタートしたはずなのに、いつのまにかマップの上下から復活していたり、本来敵の陣地だった右側から復活したりする。一見問題ないように見えるが、これがランパートだと最悪の状態になる。自分が死んでも壁は残り続けるので、拠点を作っても奪われたら壁をそのまま利用される。百歩譲ってそうした仕様を受け入れるにしても、せめてそれで通用するような(全方向から中心に向かうような構造の)マップを作るべきだったが、実際マップはアリーナの使い回しで横長のマップしかないから、マップの構造とゲームの目的が一致しないという問題が起こる(おそらくコントロールでよく見られた相手のリスポーン地点にキャンプして優勢時に一方的に叩く問題を回避しようとしたのだろうが、だったら尚更ステージを作り直すべきだったと思う)。こうした点からTDMではスカーミッシャーを使うことが正解になり、ランパートはお荷物になる。

第三に人数が少なすぎるという問題である。6vs6と一見多いように見えるが、実際はアリーナのそれと大して変わらない。人数が少ない分1人抜けたら人数不利で勝ちが困難になる。自分がTDMに期待していたのはコントロールのように1.2人の誤差では勝敗が決まらないゲームだったので、これにはがっかりした。仕様上欠けた人間は随時埋め合わされるとあるが、今まで一度も誰かが来てくれたことがない。要はシステムが機能していないのである。また人数が少なすぎるという問題はチームの連携力の比重が大きくなるということであり、結局野良がフルパーティに蹂躙されるいつもの展開である。

以上の点からTDMに抱いていた自分の期待は完全に消え去り、これならもうやらなくてもいいと思ってしまった。事実TDMは他のモードと差別化できておらず、これならばむしろ実装しないほうがよかった。モバイル版という優れた前例がありながらなぜ参考にしないのかまったく理解ができない。

とはいえコントロールの拠点制圧やガンゲームの武器の不自由さといった目的に煩わされず純粋に撃ち合いだけができるというのは良い点だ。ランパートにこだわらなければそこそこ楽しいものである。バトルロイヤルの前の練習くらいには丁度いいのではないか。