人生

やっていきましょう

53日目

今日の勉強を振り返る。

 

・5時間150語は妥当

・新しい単語帳に挑戦したい

・文法はまだしていない

 

勉強が習慣づけられてきて、ようやく今自分のしていることに実感が持てるようになってきた。1日5時間勉強しているが無理をしているつもりはない。多分これくらいが丁度いいと思う。

今日は寝坊して1時間遅れて勉強を始めた。いつも通りペースでやっていたが、定時までに終わらせるには少し時間が足りなかった。やはり1日5時間150語は妥当な基準であると思う。これからはこの値を基準にして計画を立てていきたい。

もしこのペースのまま1週間が経つと、1週間の見込みは150×7=1050で1050語となる。これは1冊の単語帳が網羅している単語数とだいたい合致する。そこで1週間で単語帳を一周したら別の単語帳を買おうと思う。これには理由がある。

自分が今使っている単語帳は大学1年のときに買った「TOEIC(R)TEST英単語スピードマスター」という単語帳だ。これは基本語とビジネス語と生活語に分けられているのだが、基本語以外は専門的で、今の自分にはまだ早いという感じがした。

もう少し別の基本語を抑えてから再び挑戦したいと思い新しい参考書を検討した。それが「新TOEIC TEST 出る単特急金のフレーズ」だ。この単語帳は1000語記載されているため、1週間で回すのに丁度いいと思う。

そう言えば以前「新TOEIC TEST 出る順で学ぶ ボキャブラリー990」という単語帳を回して使っていたが、どこかに紛失してしまった。使い勝手の良い単語帳だったので残念だった。著者の神崎正哉は当時自分の大学で講師をしており、単語帳はその時買わされた。授業開始前にビートルズを流しておくというなかなか粋な先生だった。

文法についてはまだ検討中だ。単語がある程度完成されたら文法にも手を出すだろう。土日あたりでどうするか考えたい。

 

最後に自分のことを書きたい。以前と比べて学習効率が格段に上昇したというのを感じる。1日5時間150語をコンスタントに吸収しているが不思議と抵抗感がない。奇妙な感覚だ。今の自分には以前のように絶対目標を達成してやるという強い動機が根本から存在しない。TOEICで点数を取ったところで人生は好転しないし、何をどうしたところで人は死ぬ。すべてのことに意味はない。しかしそれゆえ失敗することにあまり不安はないし、目の前のなすべきことを冷静に評価できている。誇張でもなんでもなく、TOEICの5時間はスマブラのデデデで遊ぶ5時間と何ら変わりがないと思っている。

ほんの1年以上前まで自分は大学生だったが、今の自分はその時の視点とは180度異なっている。大学生の頃は常に取り返しのつかないことに対する恐怖があった。自分は浪人してまで大学に来たのに、それが無為に終わるということが耐えられなかった。自分はあらゆることに手を出したが、どうしても自分のやりたいことが見つからなかった。それでも時間は待ってくれない。気がついたら就活。院試。だがどれも明確な動機が無いので失敗した。

自分は今取り返しのつかない状況にある。自分は挫折し、すべてのことは価値のないことだと思うようになった。何をする動機もない。しかし皮肉なことに、すべてに挫折し、すべてを諦めてから初めて物事が前進したというのを感じる。大学生活の4年間を比較しても、自分はかつて無いほどに勉強している。

簡単な話だ。自分は取り返しのつかないことになる恐怖から現状を歪んで捉え、怯んで何の策も打てずに翻弄されていた。今はその恐怖の種がなくなり現状を冷静に捉えられ適切な策を打てているということだ。不安を感じることはあるが、取り返しのつかないことになることへの恐怖ではない。既に取り返しがつかなくなっていることに対する恐怖だ。この二つは微妙に違う。前者は妄想であり後者は現実だ。現実にあることならばどうにか解決できるようになる。

それから習慣づけによる恩恵。学習において最も基本的な戦略である習慣づけを、自分は今まで欠いていた。先月習慣を得たことで、ようやく水を得た魚になっている。大学生の頃は一度も習慣づけたことがなかった。

現状を冷静に観察することと、学習を習慣づけること。この二つができるようになり、虚無の中でも敢えて行動を選択できるようになったのは進歩であると言っていい。今後何かに行き詰まり何もできなくなったら、冷静な現状認識と習慣づけに立ち戻るということを常に自覚しておきたい。