人生

やっていきましょう

213日目

今日は1階を描く。

1階に置かれているものを考えたとき、まず頭に浮かぶのが大型テレビだ。これはリビングにある。次に食事処のテーブル。このテーブルは核家族を意識して4人用だ。リビングはキッチンルームが隣接しているだろう。そこにはキッチンや冷蔵庫、台所と窓があるに違いない。この辺は骨が折れそうだ。それから冷蔵庫そしてリビングと階段と玄関を結ぶ通路が要る。通路には植物か自家用電話が置いてあるだろう。玄関には靴と下駄箱、そして家族の集合写真が置かれている。

もう少し細分化できる気がするが、大体こんなところだろう。整理すると今日描く場面は3つの部分からなる。ひとつはリビング。もうひとつは通路、そして最後に玄関だ。これらをひとつに接続する。

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アウトラインが完成した。ここから家具を描いていく。

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玄関が完成した。靴と下駄箱と家族写真だけでは物足りなかったので、習字とトロフィーと謎の置物を配置した。段差もそれらしく工夫を入れた。ここに何か追加するとすれば、来客用のマットだろうか。判断に迷いがあるので一旦保留にした。

 

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通路とリビングが完成した。

通路には植物を置く予定だったが、置くスペースがないので保留にした。

リビングは当初範囲を広めにとっていたが、それほど大きくはないと判断したので範囲を限定した。リビングにはテレビ、ソファ、キッチン、冷蔵庫を置いた。テーブルは配置に困ったので保留にした。壁はカーテンで閉められた窓を表現したつもりだった。リビングを暗くしたのは正解だったと思う。軽い思いつきだったが、テレビの明かりを対照に場面を際立たせることができている。

いくつか課題がある。まずリビングにモノが少ない。これから追加する必要があるものは食事用のテーブルだ。それから植物。そしてテレビの前に置くローテーブル。皿も必要だろうか。これ以上は思い浮かばないので、現時点では保留にする。

つぎにモノのサイズと角度について。大抵の家具は16*16の壁一枚に相当する大きさで作られている。だがそれでは収まり切らないものもある。たとえばテレビのサイズは16*16の1マス2枚分の高さがある。一方で実際の壁の高さは1マス分しかない。なんとなくの遠近感で多少はごまかせてはいるが、微妙に違和感を感じる。

同様に角度の問題もそうだ。表面と側面の2枚で立体的な描写を心掛けてはいるが、表面の高さのドット数と、側面の高さのドット数を厳密に指定してこなかったため、家具の角度がそれぞれバラバラになっている。

これらの点は統一を意識したいが、よくよく考えればそこまで厳密でなくても良いかもしれないと思った。先日述べた通り、この活動の一番の目標は自分で演出を構築するということであり、その演出の動機というのは奇妙な世界の表現にあった。それは必ずしも現実の再現ではない。

したがってこれらは厳密に規定しないという判断を下した。プロポーションの甘さが、逆に奇妙な印象を与えられるかもしれない。細かいことかもしれないが、このことを認めたおかげでより自由な演出が可能になると思う。

明日はリビングの細部の演出に専念する。アイデアを集めるために思考と観察は続けていく。