人生

やっていきましょう

491日目

自分は何をしたいのでもしたくないのでもなく、何をしていいか分からないという状態にあり、また、何かをすると結局ストレスを抱えることになりそうだから何もしないという選択を取り続けている。この場合未然のストレスを十分に予測できないうちに無差別的に回避しようとすることが問題であり、この傾向が改善されればそのまま自分が何がしたいのかがはっきりしてくるだろうと思う。

考えるという行為は万能ではない。頭の整理にはなるが、方針決定や決断といったものには障害となる。厳密に言えば考えるという行為は独立した行為であり、それが何の目的で使われるかということが問題になる。自分の場合、それは行動に繋げるためではなく回避するために行われる。まずはそのことに自覚的になるべきだろう。

自分の思考はストレスを極力回避するという方針に基づいて行われている。この傾向は明らかだが、常に自覚的であるわけではない。無意識のままであることが多く、未然に制御できていない。だからこそ問題には常に自覚的である必要があるが、それには相当な労力を要する。

最も有効なやり方は思考を習慣づけることである。そもそも自分がストレスを回避するために思考を巡らせているのも、この習慣によるところが大きい。毎日のようにストレスを無差別的に回避する思考を行っているので、そうすることが思考にとって安易な理路であるということを学習してしまっている。ならば行動という選択が妥当であるという思考を自分に根付かせれば、行動そのものが自明になるという見込みが成り立つかもしれない。

まずは思考に頼り過ぎないということが重要だ。思考は有用だが、すべての思考がその時と状況において有効であるとは限らない。時には迷いを捨て行動に従うことの方が生きてくる場合もあるだろう。思考という選択が、無数にある選択肢のひとつにすぎないということを十分理解し、失敗込みで行動するという方針の妥当性を再評価すべきだ。例えば運動を始めたことで自分の精神状態が快調に向かったことなどを参考にするとよい。