人生

やっていきましょう

494日目

冒頭の後半部に取り組んでいる。難所ともいうべき場所で、主人公の動機をプレイヤーに分からせる重要な場面だ。これまで開発した設定をすべて踏まえた上で作らなければならないため、中身の構成には慎重になっている。それでもある程度はうまくいったように思う。

最も難しかった点は、カットしたシーンに描かれていた設定の補填作業だ。これまで自分はいくつかのシーンをカットしてきたが、実際は、その場面を踏まえた上で後のシーンが作られている。そのため本来カットした部分で説明されていたことが説明されていないということになり、後のシーンに矛盾が生じてしまっている。

この矛盾を解消するようなセリフを後半のシーンと混ぜ合わせる必要があり、後半のシーンの修正が求められる。その修正を行ったことによりそのシーンの情報量が増えたことで、カットする必要に迫られる。そうしたらカットした分だけ別の場面で補わなくてはならない。こうしたドミノ倒しに翻弄され、事態は一向に改善しない。

この時意識したのは、どこかで必ずドミノ倒しを食いとどめるということだ。不要な設定は埋め合わさずに除外し、優先度の高い設定だけを取り入れる。主眼に置くべきことはそれがストーリーとして違和感なく成立しているということだ。冗長的になるくらいなら、設定はカットする。

今日は2つのカットされた設定を補填したが、奇跡的にうまく収まった。これにより様々な矛盾点が解消されたので、後の開発がやりやすくなった。情報量も多くはなかった。あとはこの修正によって生じた2次的な状況を、これまで開発した状況に溶け込ませることであり、それができれば冒頭部は完成する。