人生

やっていきましょう

660日目

ランクマッチで死ぬ最大の原因を特定した。それは仲間の動きに完全に流されて、安全地帯の確保とリングの予測、及び戦闘時の前進撤退の判断が即座にできていないということだった。

ソロでカジュアルに潜る時のように、毎試合自分が全て判断し仲間を先導し、不利な試合は極力避け、真っ先にリング内の優位な位置取りを抑えることを意識してからほぼ大敗することが無くなり何度も優勝した。その結果1日でプラチナⅢに戻ることができた(すぐにまたⅣに落ちたが)。

いくつか補足をすると、もし自分と同じように考えるプレイヤーがいたらとりあえずは従うが、判断を全く依存することはしない。先導の判断が遅れていると感じたらすぐに提案を行い、以後は味方に先導を戻すか自分が先導する。また不利な状況で戦闘がはじまったら即座に撤退の判断を行い、漁夫の利狙いが来る前に遮蔽物に隠れながら逃げ道を確保する。

また自分の判断に従わず戦い続けていた場合、明らかに不利な場合はピンだけ置いて自分だけ撤退し、味方がついてきたら後方からカバーするがそうでなければ見捨てる。不利でない場合は味方を確実にフォローできる場所で安全に戦うが、戦闘が膠着していると感じたら漁夫の利狙いを警戒してピンを置いて逃げ道を確保しに行く。その場合たとえ不利でなかったとしてもすぐに部隊を撃退できない状況にあったら撤退する。

この判断のスピードを限りなく早めることで生存確率が高まっていく。特に野良ではこの判断が少しでも遅れたら即死に繋がる。自分が今日負けた試合のほとんどが、この判断が遅れたことによるものだと言うことができる。味方がダウンされた時に助けに行ってしまったり、ひとつの戦闘に時間をかけすぎて漁夫の利狙いを呼び寄せてしまったことなど、その原因の大半が判断の遅さに由来する。

ある解説動画で言っていたことだが、試合においては不確実性を限りなく減らすということが極めて重要だ。フルパーティがなぜ強いのかと言えば、情報の意思疎通がとれていて目的意識や戦略を共有し即座に判断を下せるからだ。野良は違う。野良は互いの力量や目的意識がはっきりせず、情報共有の手段がピン以外にない。つまりより不確実性が高い。

だからこそ誰かがリーダーシップを取り試合の方針を決めることが一層重要になる。その誰かが現れることを待ち期待する、これでは不確実性が増すばかりだ。最も確実なのは自分がしっかりした判断を下し続けるということだ。もしそれができていれば、毎試合場面展開を有利に動かしてくれる味方と遭遇することと同じことになる。

この判断はゲームに限らず、人生のあらゆる方面で生かせる教訓になる。不確実な混乱の中で流され続けるよりも、またその中で誰かに期待し、誰かが当然助けてくれるものと考え、そうでなかった場合に勝手に怒りを感じるよりも、自分という最も確実な指示系統を最大限活用し、不確実性を減らし自分が状況を有利に動かすことができる状況を生み出すことが重要である。それは言葉だけの綺麗事ではなく、中身を伴った有効な手段である。

ただしこうした判断は、自分の判断が妥当であるという場合に限る。当たり前の話だが、自分の判断が間違うこともあれば、失敗することもある。今たまたまうまく行っているからといってそこに満足するのではなく、こうしたミスを起こした際に何が原因でどう改善すればいいのかを常に反省する必要がある。地道なことだが、この作業を怠ると後々原因不明の連敗を重ね400RPを溶かすことになる。