人生

やっていきましょう

727日目

灰色の人生を送っている。何事にも関心が持てず、持続しない。楽しむフリもいい加減苦しくなってきた。本当は何も楽しんでなどいない。

楽しんでいると自分を誤魔化しているだけだ。そうでなければ自分が生きている意味が無くなってしまうからだ。虚しさを掻き消すために本心を偽り楽しいことにする。それで一時的には解決される。だがそれで本当に何かが満たされるわけではない。

思えば自分はこれまでずっとつまらないことを無理に楽しいと思い込もうとしてきた。一度つまらないと認めたら、もう2度とそれを楽しいと思えなくなると思ったからだ。そして事実その通りになった。

何も楽しめない、という自分を自分は直視するべきだ。誰かの都合や社会の要請のために自分を偽る必要はない。自分がまさにそう感じると認めることが、自己受容の一歩であるように思う。

自分の現状、自分が感じること、自分が考えることは世間にとってつまらないことかもしれないが、自分は必ずしも世間で評価されるもののために生きることはない。それよりも自分が選び感じたことに特権を与えた方が良い、と最近は思い始めている。

自分は自分でないものの何かのために自分を歪ませ、それらの都合のために自分を殺してきた。何もかもがつまらないと思うのは、そうした無理の反動だろうと思う。だから自分はひとまず何もかもがつまらないと感じている自分を受け止める。少なくともそれが自分の率直な感情であり、自分と言えるもののひとつだ。

自分はこれから先、自分と紐付けられるあらゆる要素を拾い集め、自分の手元に置く努力をする必要がある。それらがすなわち自分というものを形作り、自分の価値観や判断に自信を与えるだろうと思う。そうなるまではしばらく何もかもが自分と関連づけられない時期が続くだろうが、そのためにあれこれ考えてきたことは決して無駄では無いように思う。