人生

やっていきましょう

730日目

イヤホンの片耳が聞こえなくなったので修理に出そうとしたが、保証書を紛失したので新たなイヤホンを買うことにした。前回購入したイヤホンは安物だったのですぐに壊れてしまった。そこで今回は少し高めのイヤホンを購入し長持ちさせようと考えた。

イヤホンといっても何を買えば良いのかわからなかった。Apexのプロゲーマーが使っているとされるイヤホンを調べてみたが、1万や2万のものばかりでとても自分には買えるものではなかった(仮に購入できたとしてもそこまでの水準を自分は求めていない)。

そんな中海外のある有名なプロゲーマーが使用しているイヤホン「ゼンハイザー カナル型イヤホン ブラック CX 100」が3,845円と手ごろな価格(それでも高価であることには変わりないが)だったので購入することにした。買う前にAmazonの評価を見てみたが賛否両論といったところで自分が使ってみないことには分からなかったので、自分て着けてみることにした。

www.amazon.co.jp

イヤホンを使ってみたがあまり悪くはなかった。スピーカーの音質をイヤホンで再現できていると感じた。一番良かったのは足音の定位感で、敵がどの位置にいてどの動作をしているのかが前のイヤホンよりも鮮明に聞き分けられた。ただ銃声が酷く、特にスピットファイアの銃声が割れて刺さるような音でとても聞けたものではなかった。以前もイヤホンを着け始めた時はイヤホン特有の刺さるような音に苦しめられたが、今回のイヤホンも同様だった。

どうにかならないかと思いAmazonの評価を確認したところ、イヤーピースをMからLにすれば音質が激変するというコメントがいくつかあった。これを試してみたところ、スピットファイアの刺さる音が薄まってよりスピーカーのそれに近くなり満足の行くものになった。今回の買い物は全体的に見て成功だったように思う。

これまで失敗を恐れて高い買い物を避けてきたが、それでは結局何も買うことができない。今回このイヤホンの音質に与ることができたのも、自分が勇気を出してイヤホンをリスク込みで買うことを決心したからである。こんなものは世の数多あるリスクに比べれば何ということはないが、それでも購買に関して人一倍臆病な自分にとっては勇気ある行動だった。

これからは自分が欲しいと思ったもの、必要だと思ったものはなるべく買うようにしたい。そこで尻込みするようでは自分の世界は開いていかない。自分の世界が孤立していて重苦しく、しかし驚くほどに質素で空虚なのは、意外とこうした商品の流入を失敗への恐れゆえに頑なに拒絶してきたという経緯によるものかもしれない。

だとすれば、これまでのやり方を一転させ欲しいものは積極的に買うようにしていけば、自ずと自分の世界もまた変容することとなるだろう。何事にも言えることだが、自分は自分の内面ばかりでなく、もっと外の様子を見た方がいい。外にあって自分にないものを、自分はもっと探すべきだ。