人生

やっていきましょう

889日目

レイトン教授と魔神の笛のナゾを全てクリアした。数ヶ月前に投げていたナゾを再び取り組んだところ、新たな道筋が見えて解決するに至った。

今回自分はwikiで調べない、ヒントを使わないという完全ノーヒントの状態ですべてのナゾをクリアするという縛りを自分に課していた。そのため1つのナゾが分からなければそこで進行が止まることになり、クリアは混迷を極めた。

それでもストーリー上でプレーできるナゾはまだ楽な部類だった。問題はゲーム内の一定条件を満たすことで解放される「レイトンからの挑戦状」だ。特にブロックを動かして目的物を所定の位置まで運ぶという種類のパズルが困難だった。確か3つほどあったはずだが、その中でも本作最難関のパズルであるナゾ170「最後の大脱出!」は異次元の難易度だった(Twitterでナゾ170と検索するとその定評がどれほどのものか理解できる)。

このナゾに限って言えば自分の試行回数(タッチペンでブロックを動かした回数)が1〜2万を超えており、カウントが9999のカンスト値に達して尚クリアできなかった。何が異常なのかと言えば空白にブロックがほとんど隙間なく敷き詰められており、動かせる余地が限られている中で2つの指定のブロックを反対方向の窪みまで動かさなければならないという点である。更に今回のナゾは1つ目のナゾに立て続き2つ目のステージが現れるという仕様で、途中で中断するとはじめからやり直さなければならなくなる(と思って休憩するときは途中で電源を切らずに蓋を閉じて中断していたが、実際にはどうだったか不明だ。それを確認する勇気は自分にはなかった)。

このナゾを解く上で意識したことは3点、行動の選択肢が増えていくようにブロックを動かすことと、未知の配置パターンに入ったらそれが実際に何を意味するか手を動かしながら考えるということ、そして対象物を運ぶという目的を常に意識することだ。いずれもブロックを動かすパズルでは重要なことである。

行動の選択肢を増やして行くというのは、すなわちブロックを動かせるならそれを動かせる限りどんどん動かし続けるということだ。理由はブロックの大半がいずれどこかで行き詰まるからであり、その行き詰まりの積み重ねが自分の進むべき道のヒントになるからだ。動かせなくなったら一旦引き返し、別のルートを検討する。それを繰り返していくと未知の配置に遭遇することがある。

この未知のパターンに遭遇したら、それが何を意味するのかを実際に操作しながら考える。それは単なる行き止まりなのか、行動の選択肢が増えて目的物を運んでいけるルートなのか。それとも更なる未知のパターンを示すきっかけとなるのか。いずれにせよそれが自分にとって何なのかを理解した上で次の方針を定める必要がある。

しかしただ闇雲に可能性を広げ、未知のパターンを捜索するのでは不十分だ。実際にこのナゾでは可能性で言えば十数手先まで開けているが、結局は行き止まりで状況を何ら動かさないというルートが多くあった。

重要なことは対象物を動かすという目的を常に意識することである。そもそも自分は何のためにブロックを動かしているのか。対象物をゴールまで運ぶためである。そのため対象物の運搬を前提としたルート選びをする必要がある(とは言ったが、あまりに複雑かつ閉鎖的で何が突破口になるか分からない状態なので、目的以上に未知のルート開拓をまずは優先した方が良いとは思った。それでも目的を意識することは、後から振り返ってどのルートがゴールに近づくために必要な選択肢であるかを確定させる上でかなり有用である)。

ここまで偉そうに書いてきたが、実際にはそれほど意識できていたわけではなかった。最短となる手数は1つ目のステージが71手、次が107手であるようだが、自分は前半に3700手程度、後半に1〜2万手かけている。その手の大半が同じところをグルグルしていて、同じ失敗を何度も繰り返していたことによるものだった。

もう少し効率的にできたのではないかと思うが、とにかくクリアできたことでずっと心残りだった肩の荷が降りた。これでようやく次回作「レイトン教授と奇跡の仮面」に着手することができる。以前セールで買ったまま放置していたので、さっそくプレーすることにした。