人生

やっていきましょう

910日目

レイトン教授と奇跡の仮面をプレーし始めた。これまでのものとは異なりナゾもキャラクターデザインもすべて3Dになっている。

レイトン教授というと中々やりがいのある謎が多く中には簡単には解けないものもあるが、不思議とそれらを苦痛には感じていない。それどころかむしろそうした頭に汗をかく経験がどこか自分に懐かしさを思わせ、やすらぎをもたらしている。

郷愁は前途に希望が持てなくなりその分過去が色鮮やかに映る時に抱くという。これらの感情は今は辛く、かつて自分がそれを楽しんでいたという過去の記憶から湧き起こって来る。幼い頃自分は確かにこのゲームを楽しんでおり、ナゾが解けて純粋に嬉しいと思っていた。

同時に辛かった時の記憶も蘇ってくる。自分はこれらの素朴さを捨て、自分に立ちはだかる壁と戦わなければならなかった。どうにもならないと知りながら、どうにかしようとして倒れた。

自分はいますべての挑戦と発展を放棄している。子供心に戻りレイトン教授などをやっている。しかしその幻想に完全には没入できず、辛い過去から目を背けられないのは自分の不幸である。郷愁とはまた、それゆえに一層寂しいものであると思う。