人生

やっていきましょう

984日目

菩薩谷の獅子猿、そして葦名の底の首無し獅子猿を倒した。同じ猿でも先日の優しいボス戦とは異なり、こちらは大変苦労を強いられた。とりわけ葦名の底の首無し獅子猿は初めて挫折しそうになった。

菩薩谷の獅子猿はボスとして強力だが、それほどの理不尽さはなかった。相手の攻撃パターンを学習し、常に相手を捉え続け、ひたすら隙を攻撃するというこれまでの戦略、すなわち正攻法で勝てる相手だった(どの攻撃の際に反撃しやすいかが分かりやすい相手だった)。

しかし葦名の底の首無し獅子猿はそうではなかった。はじめの段階では簡単に倒せる相手だが、1度忍殺をした後に別の獅子猿を呼んできて2vs1の戦いを強いられる。これが非常に理不尽だった。一方の猿を攻撃していたら他方の猿が攻撃しその逆も当然あったため、反撃が非常に難しかった。また地形が洞窟で菩薩谷の水辺よりも明らかに狭くなっており、1匹の獅子猿を別の獅子猿から引き離すということもできなかった。今回ばかりは心が折れそうだった。

そうした相手に勝てた理由は自分でもあまりよくわかっていないが、とにかく途中から湧き出てくる茶色の獅子猿を火筒で炎上させてどうにか対処しようとしていたのを覚えている。隙はほとんどないが、炎上すれば体力が減っていくので体幹ゲージを溜めやすかった。偶然にも茶色の獅子猿を倒せた時、またとない機会であるゆえにもはや一回も被弾せずに勝つと今まで以上に真剣になりそのまま勝ててしまった。

今思えば広範囲にかけて有効な爆竹を用いても良かった気がする。というよりそれで両者を怯ませて茶色の獅子猿を先に倒すというのが正攻法だったのではないか。結局どうだったのかは分からないが、ともかく今は獅子猿を倒せたことで葦名弦一郎への勝利に匹敵する感動と安堵を身に染み渡らせている。理不尽な戦いを潜り抜けた後というのはそれだけで生きた心地がする。