人生

やっていきましょう

1002日目

セリフ作りで意識しなければならないのは、プロットや設定、目的をそのまま登場人物に語らせないということだ。セリフを考える側が登場人物本人の主観を用意してやり、意図的に脱線、婉曲、比喩、感情表情を含ませることで登場人物の無個性、画一化を和らげることができる。

セリフを考える際はキャラクターごとに独特な言い回しができないかを検討する。それは奇抜な語尾であったり性格の異常さと言った分かりやすい点での差別化というよりは、むしろ着眼点の独自性に重きを置いて考える。そうした表現が演出できたら、自分はセリフが上手くいったと思う。

セリフに躓いている時は、大体これらの視点を見失っている。今後分からなくなった時は再びこのことを思い出そうと思う。