人生

やっていきましょう

1003日目

自分は勉強をする間、ほとんど無意識な状態になっているということに気づいた。英単語の暗記なら、読む、紙に書く、テストするといった過程が単なる作業になっており、「覚える」という一番重要な目的を意識しないまま、何も考えずただ手を動かしているようだった。

徒に時間を費やしても勉強ができないのはこのためかと自覚した。いわゆる目的と手段の取り違えが起こっていて、自分は覚えるために勉強するのではなく勉強するために勉強をしているようだった。この習慣を改めないといけない。

単語で言えばただ単に単語を沢山書いて終わりではない。その単語がどのような意味を持ち、どのように扱われているのかを例文と比較しながら確認する。単語単体で独立させて覚えるのではなく、様々な要素と繋ぎ合わせて思考に現れる頻度を増やしていく。その単語が知人や家族のように親しくなったらほとんど忘れることがない。例えばゲームのセリフに出てきた英語なら大抵覚えている。

記憶について、これまで単に作業のための作業であったからつまらなく、嫌なものだった。しかし記憶を他所の世界に行って、異文化と触れ合うようなものと考えれば少し楽しくなる。はじめは意味のわからないものかもしれないが、しばらく一緒に暮らしていれば分かってくるものもある。