人生

やっていきましょう

1032日目

リーディングのやり方が未だに分からない。練習では読めていても時間を測って読むと途端に何も分からなくなる。

なぜ自分が英文を読めなくなるかをしばらく考えた。おそらく原因は2つあった。1つは単語が読めていないということ、もうひとつは焦ってそもそも英文を読めていないことだ。

単語については諦めるしかない。知らない英語を本番に読めるわけがない。しかし後々読んでみると、単語の意味が分からなくても焦らず読んでいけば意味の推測が容易であるものばかりであったことに気づく。例えば動詞がまったく分からなかったとしても、ほかの部分を完全に訳すことができていれば、動詞の意味が何となく想像できる。

しかし焦っていると全体が読めなくなる。主語がこれ、動詞がこれと確認しながら読むことができなくなり、文が要素の集合ではなく「よく分からないもの」という全体のぼやけた印象しか見えなくなる。単語よりもむしろこちらの方が問題だ。

何も分からなくなると、自分がかろうじて分かっている部分を寄せ集め、それらを結びつけようとしてしまう。こうした論理の飛躍が起こるとその問題はまず正答することはできない。重要なのは飛躍に富んだ自分の印象ではなく論理的かつ文法的に、規則に従って読むとこうとしか読めないという読み方に徹することである。それがどれほど自分の印象からかけ離れていても、そこにそう書かれているならば、それが根拠となる答えを選択する。そうすることが結局は得点に繋がると思う。

またパニックに陥らないためには、そもそもすべての英語が読めて当然だと思わないことだ。自分に読めないはずがないと思うと、問題が自分の対処能力の限界を超えているという事実が見えなくなり、それゆえに不安が生じ、結果として各々の要素を非論理的に結びつけ、歪んだ印象を作り出す。

重要なのは読めない英文は読めないと正しく認めることだ。その見切りは早ければ早いほど良い。読めないことを自責と焦燥の理由とするのではなく、読めない文に遭遇したら単に読めないと思うだけで良い。そうしたら次にどこが読めないかを確認し、その部分を保留にしながら読める範囲の部分を文法的に正しく繋ぎ合わせる。ここでちゃんと読まずに焦って次の文章に行くと、文の前後関係が分からなくなりパニックの原因となる。だからわからない部分は保留にしながらも、地道に分かる部分を積み重ねていくことが重要である。

そうして最後まで読むと、文全体の状況が何を示しているのかが何となく分かってくる。それが不明文の保留部分を推測するためのヒントとなる。

試験日は近い。今日からこの読み方を自分に染み込ませる。何か気づいたことがあれば後日記録する。