人生

やっていきましょう

1052日目

自分が今作っている作品で、ある一人の扱いに難儀している。その人物は主人公を導く上司のような存在だが、これといった個性もなくキャラが立っていない。主人公のアドバイスをするだけで終わっている。これでは何のためにいるのか分からない。

他のキャラクターを見ると雑であるとはいえ最低限の背景が確立している。例えば主人公は直接的な被害に対する復讐、ある仲間はライバルを倒すこと、また別の仲間は革命を起こすことなどを目的としている。しかしこのキャラクターだけは何も背景が描かれていない。

実際のところ、背景としては物語の核心に迫る重要な位置にある。10年前主人公の父親と共にラスボスと戦ったが痛み分けの形で敗れた過去を持つ。しかしそのために復讐というテーマが主人公と若干被ってしまっている。何かもう一捻りこのキャラクターの特徴が欲しい。

自分がいま考えているのは、第四章を大きく刷新することである。ストーリーは後半に差し掛かりいよいよラスボスに近づいていくという位置付けにある。7年前に作った4章はただ単に中身のないサブクエストの寄せ集めのような話だったが、彼の位置付けを考えるとやはりどこかで中心に扱った方が良いと判断した。

第四章では、第二章の終盤で明らかになった最終目的に関する重大な情報を抱えているであろう人物に遭遇する。このキーマンとのやり取りを経て、物語は一気にラストスパートへと向かう。

本来第四章では、新しい仲間が中心となって物語を進めるはずだった。しかし無個性のキャラクターの話にするとなると、この新しい仲間の位置付けを大きく変えなくてはならない。

一度考えを纏める必要がある。アイデアが固まったらまた記事にする。