人生

やっていきましょう

今日から山小屋の砂を運ぶ作業が始まった。4人全員で取り組んでいるとはいえ、自分の体力が限界に達しているのを感じた(この後には受付や配膳の業務がある)。とりあえず1週間様子を見てみる。無理そうだと思ったら9日に下山する。もし頑張れるなら最後まで上に残る。

久々に自分の業務を振り返ってみる。今日まで働いてみてこれといった問題は特に起こっていない(唯一起きたのは来て間もなくお客さんの配膳の上に自分の胸ポケットからスマホが落ちたことだ。この時ばかりは焦った。幸い容器には入らず周辺に落ちたので事なきを得た。二度と起こらないよう再発防止を徹底した)。自分には無理だと思っていた接客も、覚えなければならない様々な業務も全部こなしている。英語も話せるようになってきた。精神的なストレスも感じなくなってきている。

自分は決して「何の役にも立たない人間」ではない。確かに周りに比べれば無能である。だがほんの僅かであれ、自分の存在が少なからず小屋の維持に貢献している。

本当に、あとは体力だけが問題だ。体力の低下に伴い、人との積極的な交流が減った。とても疲れている。これまでは食事の席の団欒に自分から入っていたが、今ではほとんど人と話さない。別に彼らが嫌いというわけではない。単に疲れているだけだが、周りからすれば変に思われているのだろう。別にどうでもいい。

精神状態については以前とあまり変わっていない。心はつらくない。だが体がつらい。自分のプランはこうだ。わが身に七難八苦を与えたまえ。それにどこまでも立ち向かっていこう。そして自分が立ち上がれなくなった時さっさと下山する。それが救いだ。だからどんなに疲れたとしても心に余裕がある。少しばかりの無理はできる。誰に何を言われても受け入れられる。むしろさっさとつぶしてくれと思っている。

この投げやりさが自分に勇気と力を与える。残り2.3週間だがひとまず1週間、自分の体力がどこまで持つか観察してみよう。