人生

やっていきましょう

自分の創作を開く度に恐ろしくなる。自分が追及し続けてきた膨大な無駄を前にして、それが自分の手に負えないものであることを思わされる。野心的で精密な計画を立てたわけでもなく、自分に表現に値するだけの力があるわけでもない。ひとつの固執が7年続き、それが未だに終わらないでいる。

創作に飽きたというわけでもない。この途方もない妄想の産物が、自分にとっていったい何の足しになるのかと考えるのである。どこまで行っても自分、自分、自分。自分という人間の傾向だけが広がっている。それが自己満足を呼び起こすならまだ良い方で、実際は恥と自己嫌悪ばかりが湧いてくる。正直うんざりしている。

何が嫌かと言えば、自分の限界と常に向き合わなければならないことだ。そしてもっと嫌なのは、その限界を否定しなければ自分に前進はないということだ。いつだって自分のつまらなさを否定し続けなければならない。そうやって否定を繰り返す度に世界から面白さがなくなっていく。