一度分岐Bを見返したらとんでもなくつまらなかった。自分は結構面白くなると考えていたので、こんなにつまらない出来に仕上がるとは思わなかった。
何がつまらないかと言えばプロットをなぞるだけのセリフだ。例えば主人公たちがダンジョンから抜け出して森に出たとする。その後彼らは近くで村を発見し、そこの村長から色々話を聞くという流れになる。
この時自分は状況を進めるために、さてこれからどうしよう、ここに村があるらしい、行ってみよう、と言うだけのセリフを吐かせている。これが本当につまらない。
明らかに展開の肉付けに失敗している。状況に対する想像力が欠けていると言ってもいい。ダンジョンから外に出て村に至るまでの過程というものを考えてみると、そこに至るまでの方法はいくらでも考えられる。
例えば怪しい装束の集団が森の中をうろついている。後をつけてみると彼らの行き先に村があったという展開だ。村はゴールであるけれども必ずしも目指してたどり着くものでもなく、手がかりを追っていたら自然と着いていたという描き方ができる。
あるいは何の誘導も言葉もなく、いきなり村にたどり着くという描き方でもいい。村は目的ではなくただそこにあり、プレイヤーがたまたまそこに足を踏み入れた。それでも十分面白くなる。
もしくは先程の流れをそのまま使ってもいい。ただしプロットをなぞるだけでなく、キャラクター間の会話を面白くする。
未だに分岐Bのストーリー描写を明確に定められていない。一度寝てから考え直してみる。