特に用事がない限り自分は常に机の前に座っている。目の前にあるpcに向かって前かがみになり、猫背の状態のまま数時間が過ぎていく。この継続が断たれるのは食事、トイレ、睡眠、急な私用に限られている。あとはTVゲームに関心が移ったときくらいか。
夜遅くに背中の痛みがあった。TVゲームのやりすぎで、猫背の状態が続いていたためだとすぐにわかった。猫背に関しては思い入れがある。自分は学生時代から常に猫背を正そうとしてきた。座って授業を聞くとき、構内を歩くとき、猫背であってはならないという枷を自分に課してきた。遠い記憶だ。今ではそんなことはつゆにも思わない。
感傷の材料にするつもりはない。実際、猫背が常態化していることは問題があるようにも思う。頭がぼんやりして集中力が続かない。過度にリラックスしてしまい、行動に身が入らなくなっている。これまでの注意力散漫、集中力の無さは案外こうしたところに顕れているのではないだろうか。ふとそんなことを思い背中を正すことにした。
背中をまっすぐにしてからこれが集中しやすい大勢だとすぐにわかった。だが持続が難しい。慣れない姿勢なので常に意識を向けなくてはならない。思った以上にエネルギーを使う。運動ほどではないがじわじわと自分の体力を奪っていく。
だがぼんやりする時間がもったいない。姿勢を正す事でできるだけ集中できる時間を増やしたい。そこで今日から気が付いたら姿勢を治すことを心掛ける。まずは机に座る時間を減らすこと。また座ったときには当然忘れているだろうから、すぐに姿勢のことを思い出せるようにしたい。メモに記録しておく。
