何かを考えることが難しくなった。以前よりも何かが分かるということが減り、曖昧な状態のままであるということが増えた。
こうして記録をつけること自体もよく分からない。自分がどこに向かいたいのか、どこに向かおうとしているのか･･･。自分が自殺という道を選ばず生きるということを決断したということ、今までの雑な認識を見直しイチから建て直そうとしたこと、そうした理屈を後からつけてはいるものの、何を変化させ何を維持したいのかが分からないので立ち往生している。そうしているうちに１日が終わっている。
自分に不都合な感情だが、もう変わろうとすること、何かを分かろうとすることを諦めているのかもしれない。最近薄々とそう思い始めた。１年前に感じた焦りが自分の最後の原動力で、それが緩やかに静まっていって、ついにはそれも止んだ。
自尊心と幸福感の獲得を第一と考え、自分の許容範囲の中で緩やかに努力はしてきた。無理をすれば壊れるという経験から、よほどのことはしてこなかった。そうした積み重ねの上に今がある。だから自分はその程度でしかない。
分かろうとするならば執念深く自分の考えをまとめ、他の人の考えに耳を向けるべきだった。何かを変えようとするなら、そのことに多くの時間を費やすことを躊躇うべきではなかった。だがそれもしない。自分は耳をふさぎ、できそうにないことは諦めている。だから自分の曖昧さは、曖昧なまま放置されている。
自分は疲れてしまっている。いろいろ考えることが面倒になった。今日はそういう日なのかもしれない。明日また考えようと思う。
